10月22日にAbemaTVで放送された「シモネタGP2018シモ半期」(毎週月曜22時00分~)に、ピン芸人のルシファー吉岡が参戦。言葉の解釈によるセクハラをテーマにしたコントで、審査委員長の笑福亭鶴光から「練りに練られている」と絶賛された。吉岡は「R-1ぐらんぷり」で2016年から3年連続決勝進出を果たしている実力派だ。
コントは、セクハラ被害を訴え出た女性社員に対し、加害者とされた課長自らが事情を聴くという設定で始まった。「身に覚えがない」という課長に対して女性社員は「女性社員を嘗め回すように見て……」と訴える。困惑する課長だったが、女性が放ったある言葉をきっかけに猛然と抗議を開始した。
「『精が出るね』というのは、そういう意味じゃない。一生懸命に頑張っているねという意味で、私から何か出るということではない」
女性社員の拡大解釈に、課長は防戦一方となった。
たしかに『君ならやれる』とは言ったが……その発言の何が問題なのかを理解できないでいる課長が天を仰いだ。
「違うよ。そういう意味じゃない。『やる』はカタカナじゃない。君が性的対象というわけではない。それは、さすがに独りよがりだよ、えっ、『よがってないです』って……違う!」
「部長にしこたまダメ出しされていたでしょう、客対応が手抜きだって。『手抜き』って……違う! そういう意味では」
矢継ぎ早に出てくるネタの数々に会場は大うけ。鶴光は「普通の言葉をうまい具合に下ネタに持っていった。練りに練られている」と称賛し、審査員のアイドルタレント久松郁美は「ふだんの会話もそう聞こえてしまいそう」というほどネタに引き込まれていた。
(C)AbemaTV