20日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
タイにやってきた天心は、インパクト・アリーナで開催の『ONE Championship KINGDOM OF HEROES』を観戦した翌日、タイの名門ジム<ナコンルアンプロモーション>でスパーリングに挑むことに。
相手は元WBC世界スーパーフライ級王者、スリヤンソー・ルンビサイを兄に持つWBC9位の現役ボクサー、ナワポーン・ソー・ルンビサイ。堀口戦で負った左足の怪我の影響からかプレッシャーをかけられる場面はあったものの、世界ランカー相手に互角の打ち合いを披露した。
スパーをみたジム代表のスラチャート・ピシッウティナン氏は「いいボクサーですね」と天心を評価。「もっと左(のパンチ)を多く出してください」と、天心の怪我の不調を見抜くようにアドバイスした。
天心は「ベストでやりたいなっていうのはあります」と万全の状態ではなかったことを悔やみ「左ストレートをあんま打てなくて、右ばっかりで」と振り返る。
スラチャートが「興行に(天心を)出したい」とラブコールを送ると、思わず天心も笑顔に。スパー相手のルンビサイも「ボクシングをやったことがないのに、これだけいい動きができるとはビックリしました」と天心の実力を認めていた。
すると天心は「何が嫌でしたか?」「『もっとこうすればやり辛くなるよ』っていうアドバイスがあれば」と貪欲に質問を重ねる。帰りの車の中でもスパーの映像をチェックするなど、技術の向上に余念がなかった。