27日『格闘代理戦争3rdシーズン』(AbemaTV)のトーナメント第1回戦が開催された。格闘界のレジェンドたちが次世代を担う選手を発掘する「格闘リアリティ番組」。第3弾では「総合格闘技/女子」を舞台にファイターたちがトーナメントの頂点を目指し、優勝者には賞金300万円と「ONE Championship」とのプロ契約の権利が与えられる。
第3試合は佐藤ルミナ推薦、SHOOT BOXINGで40戦36勝の実績を持つMIOと、菊田早苗推薦、3歳から柔道をはじめタイで数々の格闘技を習得したという“微笑みの刺客”梅原拓未が対決。
MIOは得意の打撃で弾幕を張るも、梅原は臆せずにタックルで潜り込みテイクダウンを奪う。MMAで一日の長がある梅原有利の展開となったが、MIOはなんとか1ラウンドをしのいだ。2ラウンドに入るとMIOの打撃が徐々に当たりはじめ、最後はラッシュを梅原が被弾し続けたためレフェリーが割って入り、MIOのTKO勝利となった。
MIOは勝利後のインタビューで観客と視聴者に感謝を述べると「はじめてMMAに挑戦したんですけど、危ない場面がほとんどで、もっとやらないと駄目だなって試合中にも思うくらい」と反省を口にする。
「最後はSHOOT BOXINGの打撃でなんとか勝てて良かったです」と語ると、ルミナは勝利のポイントを「彼女の得意分野の打撃、そこに尽きると思いますけど」と振り返りながらも「全然言うこと聞かないから」と、セコンドの指示が耳に入っていなかったことを嘆き「本当、危なっかしくてもうタオル投げようと思っちゃった、途中で。言うこと聞けよ!」と叱りつけてMIOを苦笑させていた。
その後「はじめてなんで(頭の中が)真っ白になっちゃった」とMIOをフォローしたルミナは「声が青木(真也)みたいになっちゃった」とガラガラの声で会場の笑いを誘う。しかし青木がこの発言を聞き逃すはずもなく、「お前、俺の名前出すのか? オイ!」とケージに詰め寄って怒りをあらわに。
ルミナが受け流そうとするも、青木がまったく引き下がらないため「カメラ回ってないところで喋ろうな?」と提案すると、青木は「おおいいよ、やってやるよ!」とヒートアップ。その後、無事に番組は進行したものの、会場には一触即発の空気が流れた。