
大衆映画のヒロインとして活躍した女優の江波杏子(えなみ・きょうこ)さんが10月27日、肺気腫の急性増悪のため都内の病院で亡くなっていたことがわかった。76歳だった。
江波さんは10月22日まで、NHKのラジオドラマの収録に参加。26日に体調不良を訴え、都内の病院に緊急入院。回復することなく、翌日27日の午後9時6分に息を引き取ったという。所属事務所によると、「11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と、来年の仕事にも意欲を見せていたことを明かしている。
1960年に女優デビューした江波さんは、主演映画『女賭博師』シリーズのヒロインとして人気を博し、近年では2010年に公開されたテレビ朝日系のドラマ『相棒』の劇場版にも出演していた。
葬儀は2日に近親者だけで執り行われ、所属事務所は「密葬後に、皆様に報告をしてほしいという故人の遺志に従いました。皆様にご報告が遅れましたご無礼お許し下さい」と説明している。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)