3日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
9月30日開催の『RIZIN.13』で、世紀の死闘を繰り広げた天心と堀口恭司。番組では試合前に2人が交わした釣りの約束を“対決”という形で実現し、勝負を終えた2人に改めて試合への思いを聞いた。
「キックルールに向けた特別な練習はしていない?」という質問に、堀口は「キックメインで、立ち技メインでやりましたけど、やっぱり総合(格闘技)の練習もやらないと忘れていっちゃうんですよ。総合の良いところも使いたかったし、自分のベースの空手の良いところも使いたかった」と、立ち技対策をしながらもMMAファイターとして調整していたという。
その理由については「自分がキックボクシングに合わせちゃったら、それはもう“異種格闘技”じゃない。だから“あくまでも総合”“総合でも空手ベース”っていうのを武器に挑みましたね」と解説した。
一方、天心は伝統派空手の選手との特訓をしていたそうで「めちゃめちゃやりましたね」と振り返る。「1回目の練習終わったときに『えー……』みたいな感じになって。どうしよう、みたいな。ちょっと自信がなくなったんですよ」と告白しながらも、「でもやっていくうちになんか、コツをつかんできたというか。それは良かったですね」と成果があったことを明かした。
これを聞いた堀口が「じゃあ、またやるしかない」と再戦を望むと天心もうなずき、スタッフが「堀口さん本当にやりたそうですね」と言葉をかけると、「またやれば多分、盛り上がるじゃないですか。やっぱり、みんなはKOとかの決着が観たかったと思うんですよ。自分も(天心の攻撃が)効きましたけど、あやふやなところもあると思うんです。だから決着を観たいんじゃないかなと」と、判定ではなくKOによる完全決着を望んでいた。
「それをやれば日本も盛り上がりますから」と語る堀口に、スタッフが「このカードでずっと日本を盛り上げ続ける?」と聞くと「ずっととまではいかないですけど(笑)。やっぱ、3、4(回)ってなったら『もういいよ』ってなるじゃないですか。多分2(回)くらいまでだと思うんで」と、次戦を“最終決戦”に位置付ける。
天心も「頑張ります」と笑顔で応じたが、ここまで煽りに煽っていた堀口は「(天心に)言わせてる感あるけど(笑)」と自らツッコミを入れていた。