3日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
9月30日開催の『RIZIN.13』における堀口恭司との対決について、天心は「過去に残していかなきゃいけない試合でしたよね」と振り返る。
この一戦は魔裟斗vs山本“KID”徳郁戦と比較されることが多いが、天心は「めちゃめちゃ例えられましたね」と語り「堀口さんとの試合が決まって、観たんですよ」と、改めて魔裟斗とKIDの戦いをチェックしたことを明かした。
2004年開催の『Dynamite!!』は曙vsボブ・サップがメインイベントで、魔裟斗・KID戦は第6試合だったが、天心は「それがここまで、今になって語り継がれるのは、やっぱり何か“モノ”があったんですよね」と伝説の一戦へ敬意を払う。
当時について、どちらかを応援するという意識はなかったという天心だが「改めて見ると、やっぱり魔裟斗さんが勝ってよかったとは思いますよね」と告白して「昔からキックボクシングしか知らなかったんで、あそこで(魔裟斗が)負けてたら、そっち(総合格闘技)に興味がいってたかもしれない」と、自身の将来を運命づけた可能性を示唆。
今回の堀口戦について、スタッフが「今回の天心さんを観て、キック(ボクシング)を始める方もいるでしょうし」と言葉をかけると、天心は「いてくれれば格闘技を広めるっていう点に関してはプラスになってるかな」と、トップファイターとしての責任感をにじませた。