10日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
大みそかに開催される「RIZIN.14」で、ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと対戦することが5日に発表された天心。しかし、8日にはメイウェザーが対戦の可能性を自身のインスタグラムで全否定するなど、まだ予断を許さない状況である。
なお、今回の天心へのインタビューはメイウェザーの発言以前に行われているため、ここでは世紀の対戦が報じられた瞬間の心境について答えている。
番組スタッフは、天心に「マクレガーの(SNS)見ました?」と問いかける。メイウェザーとの記者会見があった翌日、彼の“因縁の相手”でもある元UFC2階級王者、コナー・マクレガーがSNSで「一体何が起こってるんだ? 隣の小さな奴は誰だ? 狂っている。『ラッシュアワー5』か何かか? クリス・タッカーとジャッキー・チェンかよ」と挑発し、150万件を超える「いいね!」が付くなど話題になっているのだ。
天心は「見ました、ビックリですよね」「ケンカ売ってましたよね、『隣のガキは誰だ?』みたいな」と苦笑い。世界的に有名な選手からのコメントに、スタッフは「スゴくないですか?」と興奮するが、天心は「いやあ、ビックリしましたね」と応じつつも「まあ、マクレガーらしいなと思ったんですけど(笑)」と淡々と笑顔で語る。
メイウェザーとの対戦、マクレガーからの挑発と、予測不能な事態が続いていることに「確かに夢だらけっスね」と語る天心だったが「夢を掴めるか掴めないかは、自分次第ですよね」と、格闘家としての覚悟を示した。
ちなみにマクレガーの発言に対して天心は、英語で「こんにちわミスターマクレガー。僕の名前はテンシン・ナスカワ。僕はジャッキー・チェンではない。あなたの敗北のリベンジを果たすことを約束するよ、僕の戦いを見ていてくれ」と、余裕のアンサーを返している。