10日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
大みそかに開催される「RIZIN.14」で、ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと対戦することが5日に発表された天心。しかし、8日にはメイウェザーが対戦の可能性を自身のインスタグラムで全否定するなど、まだ予断を許さない状況である。
なお、今回の天心へのインタビューはメイウェザーの発言以前に行われているため、ここでは世紀の対戦が報じられた瞬間の心境について答えている。
以前、同番組で「未来と闘うしかない」と発言していた天心だが、「今も?」とスタッフが改めて確認すると、「今も」と即答。「自分がプロになったときに、こういう試合(メイウェザー戦)をするのが想像一切できなかった」と本音を明かすと、「過去の自分に言ってやりたい。『俺、メイウェザーと試合するよ』って」と、デビュー当時には考えられなかった出来事に、静かに興奮している様子だ。
さらに「2か月後の自分に聞きたいですよね、『メイウェザーどうだったか?』って」「『お前、勝ったよ』とか言われたら……」と、早くも勝敗への興味を示す。そんな天心に、スタッフが「ちょっと泣きそうになりますよね?」と合いの手を入れると、「なります(笑)」と素直に答えた。
11月17日開催の『RISE 129』では、内藤大樹と3年ぶりの再戦が決まっている天心。「だからこそメイウェザー選手のことはあまり考えずに、まだ“幻想”として見てます。だからそれをクリアして、ちゃんと(内藤選手に)完勝していかないと」と気を引き締める。
これを受けたスタッフの「平成最後の大みそかに繋がるように?」という問いに、天心は「そうですね」と答え「自分には仲間だったり、応援してくれる人が沢山いますし、まあ俺には俺がついてる」と自信を見せた。