2019年に全国超拡大公開となる、西島秀俊×佐々木蔵之介の共演によって映画化される『空母いぶき』より、第2弾キャストが発表された。
『沈黙の艦隊』『ジパング』のかわぐちかいじ氏による累計350万部突破のベストセラーコミックを、日本映画界を牽引する西島秀俊(秋津竜太役)と佐々木蔵之介(新波歳也役)の共演で映画化する『空母いぶき』。国籍不明の軍事勢力から突如、攻撃を受けた日本。国民の命と平和が脅かされたとき、国の舵取りを託された者、過酷な戦闘下で防衛の任に当たる者、彼らは何を考え、如何なる選択をするのか。手にした力はどのように使うべきなのか。
この度発表された『空母いぶき』第2弾キャストは、この国の平和を維持するために、己の持てる能力を全て注ぎ込んで危機的状況に立ち向かう男たち。自衛隊、首相官邸、外務省の登場人物を演じるのは、日本映画界の第一線に立ち、様々なシーンで活躍する超豪華俳優陣。かつてないスケールの物語が進行する中、各々の立場で、それぞれの決断がこの国の未来を作っていく。
潜水艦「はやしお」の艦長・滝隆信を演じた髙嶋は、「かねてより、かわぐち先生の描く空母いぶきの世界には漫画であって単なる漫画ではない現実感を抱いていましたが、自分がその中へ入り、役とは言え体験した今、例えようのない危機感、恐怖感に冷たい汗が滴りました」とコメントを寄せた。
また、護衛艦「はつゆき」の艦長・瀬戸斉昭を演じた玉木は、「近い将来に、日本が抱えるかもしれない社会問題を提起した、現実味のあるストーリーに魅力を感じています」、そしてアルバトロス隊の隊長・迫水洋平を演じた市原は、「日本人であり日本で活動する俳優としてこの作品に出逢えたことを、心より誇りに思います」と各々、作品への熱い想いを語っている。
日本映画界に風穴を開ける破格のエンタテインメント『空母いぶき』は、現在ポストプロダクション中。2019年に全国超拡大公開となる。
第2弾発表キャスト コメント
髙嶋政宏(潜水艦「はやしお」艦長:滝隆信役)
かねてより、かわぐち先生の描く空母いぶきの世界には漫画であって単なる漫画ではない現実感を抱いていましたが、自分がその中へ入り、役とは言え体験した今、例えようのない危機感、恐怖感に冷たい汗が滴りました。もう、そこまで迫っている。決してフィクションではないのかも、しれないこの映画を通じて多くの方々が今、まさに世界で起きている事を認識して頂けたら幸いです。
玉木宏(護衛艦「はつゆき」艦長:瀬戸斉明役)
この作品のオファーをいただく前から、かわぐちかいじ先生の『空母いぶき』を愛読していたので、映画化されると聞いた時は、まさかこの作品を……と、びっくりしたのを覚えています。近い将来に、日本が抱えるかもしれない社会問題を提起した、現実味のあるストーリーに魅力を感じています。
信頼が置ける若松節朗監督をはじめ、素晴らしいスタッフ、キャストによって作られる映画「空母いぶき」に参加出来たことを、光栄に思います。心を揺さぶられ、思考回路を刺激するような社会派エンターテイメント作品になると思います。どうぞご期待下さい。
市原隼人(アルバトロス隊隊長:迫水洋平役)
日本人であり日本で活動する俳優として、この作品に出逢えた事を心より誇りに思います。守るべきものの為に命をかける清らかさを学びました。それを美しいと受けるか、酷な事と受け取るか、今でも分かりません。只、改めて自分の中の大和魂、愛国心が掻き立てられました。
戸次重幸(第92飛行群群司令:淵上晋役)
まずは『空母いぶき』という傑作のなかで、豪華な出演陣に混ざり自分も役を演じられたことに至上の喜びを感じております。遠くない未来の話ではありますが、この作品で描かれている「現実感」は作品の枠を超え、私たちに「平和とは何か?」という議題を考えさせるきっかけにもなるかと思います。そして、日本のためにその一瞬一瞬を必死に生き抜く自衛隊員たちの姿は、きっと皆さまに感動を与えられると信じております。映画『空母いぶき』ご期待ください。
山内圭哉(護衛艦「いそかぜ」艦長:浮船武彦役)
最初に脚本を読ませていただいた時から、「平和とは何か?」を改めて考えています。撮影が終わっても、ずっと考えています。この映画に参加させていただいたおかげで、「平和」というものを考える角度が増えました。早くこの映画を見終わった方々と「平和」について話したいです。
和田正人(護衛艦「いそかぜ」砲雷長:岡部隼也役)
私が演じたのは、目の前に現れた領土を脅かす“敵”に対して、ミサイルを発射する砲雷長という役柄。「これは訓練ではない」という異様な緊張感の中で、戦争とは無縁であった我々に、いつ迫るかわからない国の防衛というリアリティを、強く想像させられた作品です。様々な想いを込めて、何度も発した「撃てーッ!!」という台詞が、人を想い、国を想うという願いと共に、皆さまの心にズドーン!!と届けば幸いです。
平埜生成(アルバトロス隊パイロット:柿沼正人役)
『空母いぶき』は、未来から響いてくる呻きに耳を澄ませ、“大切な時”を教えてくれるような作品だと思いました。大先輩の方々が名を連ねる中、僕もこの作品の一部になれたことを心より光栄に思います。
柿沼という人生を借りて、過去、現在、そして未来の“命”へ想いを馳せ、臨ませて頂きました。1秒でも長く、現場にいたかったです!物凄い熱が詰まった作品です!監督に言って頂いた言葉は宝物です!!!沢山の方に見て頂きたいです!!!宜しくお願い致します!!!
吉田栄作(外務省アジア大洋州局 局長:沢崎勇作役)
とても重要な役をいただきました。正直、大変な重圧を感じています。しかし台本を読み、この作品が持つメッセージに「今この国になくてはならないもの」を、一人の日本人として感じました。このプレッシャーを向上心に変え、映画の中で、外務省アジア大洋州局長という角度からこの国の平和を守ろうとする「沢崎勇作」をしっかり演じたいと思っています。
益岡徹(内閣官房長官:石渡俊通役)
戦争をしない、起こさない為の努力を、これからも積み重ねていくべきとの強いメッセージを、この映画から発信できることを、出演者の一人として、大変心強く思います。多くの方にご覧いただき、改めて太平洋戦争のあと、平和が73年続いてきた事実を考える機会になればと、願っています。
藤竜也(空母「いぶき」群司令:涌井継治役)
艦隊の司令官を演じさせていただいて、国家の主権を守らなければいけないという職務と親御さんたちからお預かりした尊い命を散らせてはならないという強い想いのはざまで、決定を下す苦しみをうかがい知ることが出来ました。戦争……いけません
ストーリー
世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる――。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ