17日『VS 那須川天心 2nd』(AbemaTV)が放送された。1stシーズンから3か月を経て始まった、“神童”那須川天心に密着する格闘ドキュメンタリー番組だ。
大みそか開催の『RIZIN.14』で、フロイド・メイウェザーと天心の対戦が発表されたのが11月5日。その3日後にはメイウェザーが自身のインスタで試合を“白紙撤回”する騒動もあったが、その後改めて対戦することが発表されている。
番組スタッフはメイウェザーがインスタで発言した直後、その後の行方が分からない中で<KRAZY BEE>所属の矢地祐介にインタビューを敢行した。
「天心選手はどう闘えばいい?」という質問に、「ボクシングマッチだったら、『2階級差の利』みたいなのがあって」と切り出す矢地。メイウェザーと天心との体重差は約10キロで、2階級以上離れているが「もちろんパワーの差が出てくるんですけど、逆にスピードの差も出てくる」と解説する。
矢地は「メイウェザーも、すごいスピードとすごい眼を持ってますけど」と分析しながらも「天心くんもあの軽い階級の中でも、さらにスピードスターなんで、そういう意味ではなんか……当たんないことはないのかなと思ってるんですよ、天心くんのパンチがね。勝てる勝てない別にして」と、天心の拳がメイウェザーをとらえる可能性について示唆。
しかし「あのメイウェザークラスはそう簡単にはいかないだろうって」と語る矢地は「(天心のスピード)にすら、数秒、数分で対応して自分のモノにしてきちゃうと思うんで……(天心が)勝てるとは思わないな、正直」と冷静に勝敗を予測する。
「ただ、盛り上げどころは作れるなと」と語る矢地は、コナー・マクレガー戦でもメイウェザーが被弾していたことを挙げ、「当たるパンチもある」と語ると「みんなが驚くような瞬間って絶対生まれる」と、試合で起こるであろう“何か”に期待を寄せていた。