UFC王者からONE Championshipへ電撃移籍を発表した、元UFCフライ級王者、デメトリアス・ジョンソンと、元UFC世界ライト級王者と元ベラトール世界ライト級王者のエディ・アルバレスの2人の大物ファイターのインタビューが「ONE Championship:CONQUEST OF CHAMPIONS」内で放送され、今回の移籍の経緯などについて語った。

UFCのフライ級王者として君臨、歴代2位の13連勝とタイトルマッチ防衛勝利数1位タイの12の記録を持つレジェンド「マイティ・マウス」ことジョンソン。今年8月に6年間保持したタイトルから陥落し、リマッチが噂される中でのまさかのUFC離脱。成長著しいアジアのマットでの新たなキャリアは驚きをもって迎えられた。

ONE Chamionshipという興行に対する認識についてジョンソンは「初めて観戦した印象はとても素晴らしかった。まるで古き良き格闘技を観ているかのようにね。イベントの演出や入場などはかつてのPRIDEを思い出したよ。」と語り「リングガールが観客にTシャツを投げたり花火の演出で盛り上げたり本当に素晴らしいと思った。」と活況のアジアのMMAシーンのエンターテイメント性などの魅力も挙げた。

今回ONEと契約することを決めた理由については「長い間北米で戦ってきたが、最近になって違う場所で戦うことを考えはじめていた。日本のRIZINや韓国のROAD FCもあるけれど、ONEがアジアで1番大きな団体だと思いONEに来ることを選んだんだ。」と明かしたジョンソン。

またかつてUFCで対戦相手だった山本“KID”徳郁さんの逝去については「訃報を聞いたときはとても悲しかったよ。試合を通じてKIDを尊敬していたし。僕の母親もガンだったからその辛さはよく分かる。」と語った。まだ参戦は未定だが、デメトリアス・ジョンソンは、3月31日に東京で開催されるONE日本大会への参戦について「叶うなら日本のファンの前で戦いたい」と意欲を示した。

デメトリアス・ジョンソンとエディ・アルバレス、この2人のUFC王者は来年開催予定のフライ級とライト級のトーナメントにいずれも参戦する予定だ。ワンデイトーナメントではなく、1年間の大会スケジュールに各試合が組まれる方式で、フライ級には、日本からDEEPフライ級王者・和田竜光やパンクラス・フライ級2位の若松佑弥などが出場者候補に、またライト級は青木真也の参戦が確実視されている。

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