
AbemaTVで9月から放送されていた「シモネタGP2018シモ半期」(毎週月曜22時00分~)の決勝進出16組が決定した。12月3日に行われる決勝戦は、予選会を勝ち抜いた9組と審査委員推薦6組、第1回大会覇者の計16組によって「シモネタ王者」の座が争われる。

予選会を勝ち抜き決勝進出を決めたのは、インポッシブル、オジンオズボーン、サイクロンZ、なすなかにし、アメリカザリガニ、タイムマシーン3号、ジグザグジギー、AMEMIYA、2丁拳銃の9組。予選会では身体を張った強烈なシモネタパフォーマンスを披露する出場者も少なくなかったが、審査員長を務める上方落語の重鎮・笑福亭鶴光師匠の「下ネタであっても話術が問われる」といった言葉どおり、巧妙に練られたネタ、熟練の話芸を持つ芸人たちが順当に勝ち上がる結果となった。

一方、審査委員特別枠として追加出場が発表された6組は人気、実力ともバラエティに富む。調教マスクとムチというSMスタイルを得意とする魔族。「芽吹きました」で答える“大人のエロ謎かけ”で人気の紺野ぶるま。ノリノリサウンドに乗せて下ネタ曲をハモるどぶろっくなど、いずれも予選会では敗退の苦汁をなめたが、紺野ぶるまは「下半身もそう、一度折れてタチ直った方が強い」と彼女らしい意味深なコメントで敗者復活への強い意気込みを語っている。

第1回大会の優勝枠で出場するかもめんたるのコントは、視聴者が「そこらへんのB級ホラーよりよっぽど怖かった」とコメントするなど完成度は高く、勝者の予想は困難だ。さらに問題がある。困ったことに!? 決勝戦は生放送で行われてしまう。意気込みを問われたタイムマシーン3号が「秘策はあるが、アレをやったらAbemaが終わる」と断言するなど、放送の限界に迫る下ネタ芸のオンパレードが予想されるだけに、不測の事態が起こればAbema TVの年越しに影響も……。勝負の行方はもちろん、放送事故ギリギリのスリリングな展開からも目が離せない。決勝戦は4ブロックに分かれており、各ブロック1位通過の4組による最終決戦によって勝者が決定する。優勝者には賞金100万円が贈呈される。
なおサイバーエージェントの藤田社長は27日、自身のSNSで「生放送でやって大丈夫かな」と呟いている。
(出場者一覧)
かもめんたる、インポッシブル、紺野ぶるま、オジンオズボーン、なすなかにし、アメリカザリガニ、タイムマシーン3号、ジグザグジギー、2丁拳銃、魔族、おとぎばなし、日本エレキテル連合、サイクロンZ、アナログタロウ、AMEMIYA、どぶろっく(順不同)
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