ともに弁護士である橋下徹氏と稲田朋美衆議院議員が、日弁連(日本弁護士連合会)が"強制加入団体"となっていることについて、22日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』で厳しく批判した。
稲田:日弁連に入らないと弁護士ができない。で、その会費がまた結構高い。
橋下「ちゃんと公益活動といって社会のために会費が使われているようなこともあるけど、くだらないビラに使われていることもある。
稲田:ちょっと、あまりにも政治的だったり、偏っていませんか?ということもある。任意の団体であればいいが、入らないと弁護士ができないという団体としてはどうかなと思う。
橋下:僕は日弁連が大嫌いだし、大阪弁護士会も大嫌い。合わないから辞めたい。向こうも"お前出て行け!"と思っている。だって僕は懲戒委員会にかかってたから。
稲田:私だってかかってるよ(笑)。
橋下:たぶん綱紀委員会でしょう?それは"レベル1"で、8割はセーフ。その上の懲戒委員会になると、8割くらいは処分される。僕にはそこに上がった。しかも理由が弁護士活動でしょうもないことをやったというわけではなく、市長時代の発言に品がない、というものだった。それで処分したら、お前ら治安維持法と同じじゃないかと。弁護士会は戦前、治安維持法に反対していたのに。こんちくしょう!と思って、一生懸命、反論文を書いたら、懲戒処分しませんとなった。どれだけ労力がかかったか!。それは弁護士会が言うことじゃなくて、市民が選挙で判断を下すこと。お前ら、おこがましいわ!と。
あと、日弁連は安倍政権が大きらいだから。そういう論陣を張るんであれば、稲田さんも日弁連を辞めたくなると思うし、任意の団体としてやるべきだと思う。もちろん弁護士にもいろんな考え方があるし、弁護士の仕事や裁判についてだったらわかるけど、政治的な主張をするのはおかしいと思う。安保法制でも共謀罪でも特定秘密保護法でも全部反対で行く。
それなのに、最高裁判所裁判官の2名は"日弁連枠"と言われていて、日弁連が候補を推薦してきた。あれだけ政権を批判してんのに。だから安倍政権は日弁連の推薦を蹴った。そんなん当たり前!その判断が良かったか悪かったかは安倍さんの責任にはなるが、安倍さんと菅さんは政治の意思を示したと思う。
稲田:内閣の権限だから。安倍政権まではその権限を行使せず言われたままにやっていたから、最高裁でもちょっとおかしな判決が出たこともあったと思う。私も総理には言った。内閣は権限を使って、ちゃんとした判決を書くひとを選ばないとだめだと思う。
橋下:内閣が最高裁裁判官を選ぶと憲法には書いてあるのに、それやると朝日新聞や毎日新聞が政治介入だ!となる。日弁連の推薦通りに、なんてどこにも書いていないし、有権者の支持も得ていない。偉そうになんやかんや言うけど、お前ら選挙に出てみい!1000票も集まらんわと!日弁連なんて、会長選挙だなんだって一生懸命電話したり、しょうもない選挙ごっこをやってるわけ。それで選ばれたら"会長だ~"とかなんとか偉そうに。本気で街頭演説やってみろ、2人も足止めへんわと。…これは稲田さんの主張(笑)。
稲田:違う違う!そこまで言わんでいいわって!(笑)。