神スイング、尻職人……、グラビアを含むアイドルなどに付けられる様々なキャッチフレーズは「売れっ子」の証。そんな中にあって「Hカップ・神パドリング」として売り出し中なのが紺野栞だ。滋賀県大津市出身で琵琶湖の近くに生まれ育った紺野は、高校3年生の時にカヌーのインターハイで3位に輝いた珍しい経歴の持ち主でもある。
「学生時代はそれこそ毎日漕いでいました。学校が終わったらすぐ琵琶湖へ。夏や冬などに行われた長期休みの合宿では、朝の6時からアップを開始して、ミーティング後の8時くらいからカヌーに乗艇。夏は短い距離のインターバルを、冬は1日合計で20km漕ぐこともありました」
カヌーに打ち込んだ学生時代を回顧した彼女の武器は、Ｈカップあるという大きなバストと「ネタと言ったらカヌー関係者の方に嫌味を言われるかもしれませんが……」と申し訳なさそうに明かした“神パドリング”ならぬ「エアカヌー」だ。なぜカヌーを極めた彼女がグラドルの道を歩むことになったのか。それは高校卒業後に服飾の専門学校に入学するも、わずか四カ月で退学した過去に遡る。
「芸能関係の仕事に興味があり、裏方として芸能関係の仕事に就こうと思っていましたが、まったく興味が湧きませんでした。その後、しばらく結婚式場で働いた結果、自分は裏方ではなく、表舞台に立ちたかったんだという気持ちに気づきました」
芸能事務所には女優志望で飛び込んだ。胸が大きいことを隠して入ったというが、ゆとりのある服を着たり、猫背にして胸を張らないように気を付けたりするも、Hカップのバストを隠すことはできずマネージャーに発覚。勧められるがままにグラビア路線に舵を切ると、わずか半年後の20歳でデビューを飾った。「まさにトントン拍子だった」と当時を振り返るが、その後は鳴かず飛ばず。23歳の時に事務所を移籍したことでようやく露出が増え始め、現在24歳を迎えている。
「事務所が変わったことで気持ちも変わりました。以前はとにかく“露出してナンボ”で少しぐらい卑猥じゃないと見てもらえないという危機感もありましたが、今は“エロとセクシーは違う”という考えに至ったことで、自然な形でのセクシーを意識するようになりました。自然というのはわざとではなく、例えば服の上から見える胸のふくらみ。または、普通に歩いていて揺れる胸。私くらい胸の大きさがあるからできることかもしれませんが、自然体のセクシーを届けていけたらと思っています」
まさにこれからという今、悩みもある。「痩せられないんです」と話すので理由を聞くと、ダイエット番組で減量に成功したものの、その後の過食に苦しんでいるという。今現在は60kgだが、一時は70kgまで増えたこともあるそうだ。ファンからは「今のままでいい」という言葉をかけてもらうことも多く、その優しさを裏切ることになるので「現状に満足していないとは言えませんが」と真面目な表情を見せる一方、「首から下は全てがコンプレックスなんです。正直な話、顔の輪郭や鼻の穴が少し大きいことも……だからこそお仕事が増え、少しでも多くの方に見てもらえるようになれば、その時こそ自分を心から肯定できるはずと期待しています」と意外な本音を明かした。
女優志望で芸能の世界に飛び込んだ彼女の目標は、同じくグラビア出身で多方面にわたる活躍を見せている小池栄子。さらに神パドリングを武器にする「漕ぎドル」としての目標を聞くと「2020年に行われる東京五輪でカヌー関連のお仕事ができたら本望です。本音では実況などにチャレンジしたいのですが、現状ではテレビ中継が無いので」と少し残念そうに話した。
そんな彼女に「漕ぐ際、その大きな胸は邪魔にならないのか？」と投げ掛けた。するとひと際大きな声で「邪魔ですよ！ 本当に邪魔で、何度、剥ぎとってやろうと思ったことか。ブラと一緒に、ホックで外れへんかなって（笑）」
思わず関西弁が飛び出すということは本心か。“競技以外では”自慢のHカップと神パドリングを武器に「漕ぎドル」としての地位を確立し、2020年の東京五輪での念願成就を目指す。
(C)AbemaTV
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