将棋の渡部愛女流王位（25）が11月30日、王座戦一次予選で門倉啓太五段（31）に93手で勝利した。今年5月に里見香奈女流四冠（26）から初タイトルを獲得した渡部女流王位は、同棋戦で男性棋士相手に3連勝。今年度は全7局で4勝3敗と、好成績を収めている。
渡部女流王位は今年度、7月の朝日杯将棋オープン戦を皮切りに男性棋戦に「女流枠」で参加すると、王位戦予選で1勝。王座戦一次予選では「ハ」ブロックに参加し、1回戦で泉正樹八段（57）、2回戦で木下浩一七段（51）に勝利。3回戦で門倉五段にも勝利したことで、女流棋士としては初の予選通過にあと2勝と迫った。
今年度は、女流棋士が男性棋士相手に大健闘。里見女流四段（6勝7敗）、渡部女流王位（4勝3敗）、伊藤沙恵女流二段（4勝4敗）と、計28局で14勝14敗となっている。
（C）AbemaTV
