芸人たちが「下ネタ日本一」の称号を賭けて戦う「シモネタGP2018シモ半期」決勝戦が12月3日にAbemaTVで生放送され、どぶろっくが得意の歌ネタで会場に爆笑、さらに“スタンディング”オベーションを巻き起こして優勝をさらった。
予選会を勝ち抜いた9組、審査委員特別推薦の6組に、第1回大会覇者を加えた計16組によって行われた決勝大会は、4組ずつに振り分けられたブロック予選と、各ブロック勝ち上がり組による決勝戦という形式で開催された。どぶろっくは優勝候補の一角と目されていた2丁拳銃と同組になり苦戦が予想されたが、とっておきのネタ「農夫と神様」でダントツの高得点を叩き出してブロック予選を突破すると、その勢いのまま決勝戦も制して栄冠をつかんだ。
「農夫と神様」は中世の寓話をモチーフにしたミュージカル。貧しい農夫に扮した江口が、病で倒れた母のため薬を探しに森へ入ると、目の前に森の扮する慈悲深い神様が現れる。神様は親孝行の農夫のために「望みを一つだけ叶えてやろう」と申し出た。ここまでは、発声といい所作といい、完璧なまでのミュージカル。MCを務めたケンドーコバヤシから「ブロードウェーでもいける」と評されたほどだ。しかし、ここから様相が一変する。神様の申し出に目を輝かせて喜んだ農夫が望んだのは、あまりに意外なものだった。
「大きなイチモツをください」
張りある高音でそう歌う農夫。呆気に取られる神様。会場は大爆笑に包まれた。「病の母はどうした」と神様から突っ込まれ一瞬我に返ったものの、農夫の頭のなかは「大きなイチモツ」に占有されてしまっているようで、その後もチン妙なやり取りが繰り返されるばかり。
今大会一番の盛り上がりとなった会場はもちろん、視聴者からも「今年一笑った」「爆笑した」などのコメントが数多く寄せられた。ブロック予選を通じて一躍本命となったどぶろっくは、決勝戦でも「チチンが勃った」を女性中心の観客と一体になって大合唱。下ネタの奇跡で会場を味方につけると、並みいる強豪を退け、見事優勝を果たした。
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