いまSNSで話題になっている「盛られハザード」。本人が望んでいないにも関わらず、勝手に写真を盛られてしまう問題のことだ。
きっかけはマンダムのアンケート調査で、10代から30代の女性240人のうち、友達と写真を撮る時にカメラアプリで画像を「盛る」「時々盛る」と答えたのは69.2%、男性の画像を「盛ったことがある」と答えたのは72.3%だった。また、男性が盛られている画像を見た時に「面白い」(32.1%)、「楽しそう」(22.9%)、「かわいい」(20.4%)とポジティブにみる一方、「引く」(20.8%)、「痛々しい」(17.9%)とネガティブに捉えられるケースもあるようだ。
“盛られ被害”の例としては、動物と一体化したようなエフェクトがかけられる「アニマライズ」、目が大きくなる最もポピュラーな「目がビッグ」、カフェのロゴマークと顔が入れ替わる「小洒落カフェロゴフェイス」、みんな一緒の顔になる「コピペフェイス」など。インスタ映えの流行で画像の盛りが増えている中で被害も拡大しているという。
実際に渋谷・六本木の若者に聞いてみると、賛否両論さまざまな声が上がる。
「変な感じで勝手に上げられちゃうとイヤですね。上げた子はかわいくしてるけど、なんか適当にやられてる感じが」(10代・女性/学生)
「かっこよくなってるんだったら別にいいですけど、逆に変なのになってたら『何してくれてんの?』みたいになる」(10代・男性/学生)
「人をディスったり誹謗中傷するようなものじゃなければ、本人も楽しければいいんじゃないかなと思います」(10代・男性/学生)
「撮るなら、やられる前提で撮る」(10代・女性/学生)
「『してくれてありがとう』みたいな」(20代・女性/学生)
マンダムはそうした被害を生まないため、盛られハザードの防止策も公開。(1)盛られたら速やかに加トちゃんペ、(2)指を鼻の上にずらす、(3)カメラが顔を認識できなくなり画像加工が不可能になる、としている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)