12月22日(土)、「ヒストリーTMチャンネル 日本・世界の歴史エンタメ」(以後ヒストリーチャンネル)にて、日本オリジナル制作番組「ザ・バイオグラフィー」の新エピソード「松本零士」が放送される。
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「ザ・バイオグラフィー」は、アメリカで人気のBiographyの日本版で、A+Eジャパンが企画する「ヒストリー」ブランドのオリジナル番組。日本に影響を与えた人々、誰もが知る功績を成し遂げた人物に焦点を当てて、定期的に制作を行っている。本作「松本零士」は、シリーズ5作目にして、今年最後の作品となる。
幼少時代の松本零士が抱いた世界平和への願いとは
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世界に数々のファンを持つ「松本零士」作品。社会現象になったTVアニメブームから40年以上経つ今でも、海外での作品展やファンイベントなどが絶えない。松本は、旭日小綬章、紫綬褒章のほか、フランス芸術文化勲章ジュバリエジュを受章し、いまや、アーティストの最高峰に立つ一人であることは誰も疑わない。
人種、性別、年齢などの壁をこえて、人々に影響を与え続けている松本作品の原点は何なのか?本番組では、その秘密に迫っていく。帝国陸軍の軍人でパイロットであった父から学んだのは、攻撃する敵にも家族がいるにも関わらず、撃墜しなければならなかったというあまりにも過酷な体験や戦争後の惨めな境遇。「人は、殺しあうために生まれてきたのでは無い。助け合って、この地球を守らなければならないのだ」という思いが子供の時にすでに芽生えていたという。
日本漫画界のレジェンドから“世界の松本零士”へ…松本零士が願う未来へ向けた想いとは
本番組では上京直後の松本を紹介されて以来の友人、「あしたのジョー」などの名作を生み出した、同じく、漫画界の巨匠・ちばてつやからのコメントも収録されている。ちばてつやは松本のキャラクターは、ユニバーサルデザインだという。例えば、女性のキャラクターの国籍は不明。だからこそ、誰が見ても自分の身近なマドンナに見えると証言する。
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また、松本の思いを乗せた創作は、漫画だけにとどまらない。世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」で主要5部門を制覇という偉業を成し遂げたダフト・パンクのビデオクリップの制作。隅田川を就航する水上バスもプロデュースしている。今年就航した「エメラルダス」のトップには、未来への象徴 “矢印”がデザインされている。
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松本は、「人間は、生きるために生まれきた」だから、「みんなが楽しめるもの、未来への夢を描きたい」という。漫画家で、初代リカちゃんの監修も務めた妻、牧美也子と並んで夢を語る姿は、まるで少年のようだ。
ザ・バイオグラフィー「松本零士」
放送日:12月22日(土)20:00 / 23日(日)10:30ほか
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