
フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、番組で新たに掘り起こした事実を含め「歴史上の出来事を実況」する『古舘トーキングヒストリー』(テレビ朝日系)。2019年1月5日に、「忠臣蔵」「本能寺の変」に続く第3弾「坂本龍馬暗殺」が放送されるが、その中の「寺田屋襲撃事件」で、入浴中のおりょうが龍馬に異変を告げる名シーンを橋本マナミが体当たりで再現する。
番組では「寺田屋襲撃事件」「大政奉還」、龍馬が暗殺された「近江屋事件」の3つにポイントを絞り、幕末最大の謎「龍馬暗殺」の真実に迫るが、「寺田屋襲撃事件」では伏見奉行所の捕り方に追われる龍馬(渡辺大)と、その護衛役・三吉慎蔵(濱津隆之)の決死の逃走劇をノーカット1カメ撮影。龍馬の手紙や三吉の日記などの記録をもとに忠実に再現する。

入浴中に窓から多数の捕り方の姿を見つけたおりょう。湯船から飛び出し、裸に袷(あわせ)を羽織っただけで寺田屋の階段を駆け上がり龍馬に危険を知らせた有名なシーンでは、橋本が体当たりの演技で入浴から階段を駆け上がるまでを再現。幕末の一大ストーリーを盛り上げる。

慶応2年1月、薩長同盟を成し遂げた龍馬は寺田屋へ帰還。当時、寺田屋で働いていたおりょうと、龍馬は同棲状態だったという。深夜、龍馬は三吉と2階で酒を酌み交わしているが、おりょうは風呂へ。時間にして深夜3時ごろ、なぜそんなに遅い時刻に入浴していたのか? 番組では、これまでの龍馬作品ではあまり触れられてこなかった、そんな「おりょうの謎」も解き明かされる。

一人湯に浸かっていたおりょうは、窓の外に集結した捕り方を発見。すぐさま湯船を飛び出し、濡れた身体に袷を羽織っただけで裏階段を駆け上がる。部屋に飛び込みギョッとした表情で迎える龍馬と三吉に「槍を持った大勢の敵が来ました!」と急を知らせるおりょう。入浴シーンから両肩も露わに急を告げ、待ち構える捕り方の前を一人堂々と出て行く、“橋本おりょう”の姿をお見逃しなく。
【古舘伊知郎 コメント】
おりょうがお風呂から駆け出すシーンをもっと近くで実況したいと言ったんですが、それはダメだと言われまして。結局、僕は近づけなかったのですが、スチール写真を撮る時に近くまで行けました。すると橋本さんが「一緒に入りますか?」と冗談を言われたのですが、それが僕にとって一生の思い出です。
そんな橋本さんのおりょうさんが、本当におりょうだな、という風に見えました。そのおりょうがなぜ事件当日の午前3時にお風呂に入っていたのか、なぜおりょうが敏感に異変を察知して伝令をもって薩摩藩邸に行ったのか。そんな歴史的に断片的にしかわかっていなかったことが全て繋がりますので、ぜひ見ていただきたいです。「水戸黄門」の由美かおるさんを超えるシーンです(笑)。色っぽいシーンになったと思います。
【橋本マナミ(おりょう役) コメント】
時代劇での入浴シーンは、志村けんさんのコントでしかやってことがなくて(笑)。コントではお湯をはっていないんですが、今回は五右衛門風呂にちゃんとお湯もたまっていました。他の仕事で温泉に入ることが多いので、撮られる時の角度など問題はなかったです。ただ、捕方に気づく、ちょっとした表情の変化などは難しかったですね。ドラマで入浴シーンを撮影するのは初めてかと。今まではバラエティーばかりでしたので。
古舘さんがお風呂を覗くところを写真に撮っていただいたのですが、のぞきのおじさんみたいで(笑)。アブない人にしか見えませんでした(笑)。絶妙なアングルでしたね。気づかないふりをしていましたが、覗かれるのは嫌いじゃないです(笑)。
番組の本筋とは少し離れちゃいますが、テレビの前のおじさまたちに「着ているのかな!?着てないのかな!?」と思っていただければ。古舘さんの気分になって見て欲しいです、覗いている感じで(笑)。
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