9日、日本赤十字社による「はたちの献血キャンペーン」の今年のイメージキャラクターに起用された乃木坂46メンバーによる会見が開かれた。
このキャンペーンは、献血者が減少しがちな冬期の安定的な確保や、新成人の若者を中心に、献血に関する知識を広め、協力を呼びかけるもので、日本赤十字社の高橋孝喜事業本部長、早坂勤献血推進課長から、現時点では安定的な供給ができている一方、近年は少子化の影響もあり、特に20代の献血者の減少に歯止めがかかっていないという現状が報告された。
登壇した堀未央奈は「街中で献血ルームを見かけたことはあっても、実際に経験したことはありませんでした。"体重が50kg未満の人は献血ができない"というネットの情報を見たこともあったんですが、今回いろいろなことを教えていただいて、実際は年齢や体重に応じて、その人に合った献血ができること、血圧や健康状態など、自分の身体について知る機会にもなるということを知りました。それからは友人や周りの人と献血について話をするようにもなりました。今度は自分でも献血に挑戦してみたいし、自分たちの言葉で伝えていきたい」とコメント。「プロフィールに"血液型:?"と書いている寺田蘭世や、血液型がわからないメンバーを全員引き連れていきたいです(笑)」と話していた。
星野みなみは「一日に3000人もの方が献血を必要としていると聞いて、想像よりも多く驚きました。しかも使いみちの4割はガンの方の治療に使われるということも初めて知りました。今回、キャンペーンを始めたからには継続していけたら。注射が苦手で泣いていた衛藤美彩に"大丈夫だよ"って言って連れて行きたいです」。
与田祐希は「年齢や体重の制限もあってできないと思っていたんですけど、そうではないことがわかりました。誰かのことを元気する、必要として下さっている方のために、という点は、アイドルとしての活動と似ているなと感じます」、山下美月は「20代の献血が減少しているということを知って、このままだといつか必要な方に届かなくなってしまうことになるかもしれないと思いました。今から私達の世代が積極的に、"誰かが"、ではなく、"自分から"協力していくことが必要だと思いました」と話していた。
齋藤飛鳥は「正直、ちょっとだけ怖い気持ちもありました。でも、それは知識がないせいで、どれくらい時間がかかるかや、体調には影響しないということを教えていただいて、全く怖いものではないことがわかりました」。昨年8月に20歳の誕生日を迎えた齋藤は、代表して書き初め「繋」も披露。毛筆を握るのは小学生以来だといい、「ブルブル震えながら書きました。あんまり上手じゃないので写さないでください(笑)」と照れながらも、「グループのことを考えたときに、2018年はメンバーの卒業や4期生の加入があり、入れ替わりが激しい年でした。そこで人のつながりを強く意識しましたし、今回キャンペーンのキャラクターをやらせていただいて、人との繋がりによって誰かの力になれるということを感じたの、"繋"を意識して今年は生きていきたいですね」。