今春公開される映画「クロノス・ジョウンターの伝説」で実写映画に初主演した声優・下野紘が、1月10日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」にゲスト出演した。アフレコと実写映画の違いについて、木曜MCを務める声優の浪川大輔(「ルパン三世」石川五ェ門役や「BLEACH」ウルキオラ・シファー役など)と谷山紀章(「うたの☆プリンスさまっ♪」四ノ宮那月役や「進撃の巨人」ジャン・キルシュタイン役など)たちと語り合った。
浪川も谷山も実写映画への出演経験がある。浪川の「アフレコと比べて、(実写は)何が難しいですか?」という質問を受けて、下野は、「アニメの芝居と声の出し方が全然違うというか。どうしてもアニメの芝居は、デフォルメしたりするじゃないですか。それをとにかく抑えるように言われました。『キャラクターじゃないんで。実在の人物なんで』ってすごく言われました」と慣れない現場での苦労を明かした。
実写の現場ではセリフを覚えないといけないことも大変らしい。2011年に公開された映画「縁-enishi-」で初主演した谷山は、「せいぜい5行、6行くらいのセリフが入ってこなかった。難しいの。向いていないと思った、決定的に」と振り返り、浪川も「(台本の)字を読むことに慣れちゃっている」と同意した。
また、浪川が「台本持たずにカメラに撮られてやるわけじゃん。恥ずかしいとかあるの?」とたずねると、下野は、「できあがった映像とかを見るのがどうしても恥ずかしい。やっぱり慣れていないなっていうのが視線とかにすごく出ているなって個人的に感じましたね」と語った。「仕上がりは見ましたけど、『あきらかに緊張しているな、こいつ』って雰囲気があると僕個人としては思いました。自分だからこそ余計に(わかる)」と苦笑いしていた。
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