去年11月に発売された『世界一ゆるい聖書入門』(講談社)が、いまSNSで大ブレイクしている。
この本を書いた上馬キリスト教会のTwitterも、フォロワー数が9万3000人を超える人気アカウント。「大迫半端ないって。日本の復活の立役者になるやん。そんなんできひんやん、普通。イエスかよ」や、「鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか」という聖句に対し「『神様から与えられた空気を吸わずには生きられもしない人間に頼るよりも神様を頼れ』という意味であって、鼻呼吸の人がダメで、口呼吸の人が優れているという意味ではありません」と解説するなど、聖書に絡めた投稿が人気を集めている。
そんな上馬キリスト教会の『世界一ゆるい聖書入門』は、一般の信徒である「まじめ担当」と「ふざけ担当」の2人が執筆。コンセプトは“ゆる~く、ざっくりと笑いながらキリスト教や聖書に親しんでもらう”というものだ。
例えば「アーメン」は、教会用語のエースで4番だとし「この言葉自体に宗教的な意味はない。もともとの意味は『心から同意します』、今風に言えば『それな』とか関西弁で言えば『ほんまそれ』とか」、聖書で一番大切なところは?と聞かれたらとの答えを「『復活』。一般の人だと『死人が生き返るわけねーべ』と信じないのですが、クリスチャンはこの『復活』を歴史的事実として信じています」と紹介している(どちらも原文ママ)。
また、11日放送のAbemaTV『けやきヒルズ』に出演したアーサー・ホーランド牧師に『まじめ担当』の人からコメントが到着。「上馬キリスト教会の『まじめ担当』です。先生の著書は以前に何冊か読ませていただき、力強い宣教に心をうたれ、依頼、先生は私にとって憧れの存在になりました。その先生に、私どもの本を取り上げていただき、嬉しいやら恐縮やらで、大変な気持ちになっています」とアーサー牧師への感謝を述べつつ、「私たちには先生のようなROCK’N”ROLLでハードボイルドな宣教はできません。代わりに、私たちは私たちに神様から与えられたタラントで、聖書を、キリストを、福音を伝えていこうと思います。それで少しでも福音が誰かに伝わり、その誰かが笑顔になってくれたら、それが私たちにとって最高の結果だと思っています」と今後の活動への意欲を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)