「アイドルマスター シンデレラガールズ」アナスタシア役や「艦隊これくしょん -艦これ-」吹雪役などで知られる声優・上坂すみれは、自他ともに認める“どサブカル”。ロシアや昭和歌謡、ミリタリー、ロリータ、プロレス、三国志、メタル、ロリータファッション……と多方面に造詣が深く、声優界でも唯一無二の強烈な個性の持ち主として支持されている。なぜ上坂は、好きなものを好きと臆さず言い続けられるのだろうか?

ミリタリー、ロリータ、プロレス…どサブカル声優・上坂すみれが“好きなものを好き”と言える理由を語る
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 一口に“オタク”といっても、上坂は、秋葉原や池袋というよりも中野ブロードウェイ。「平成生まれ だけど昭和育ちよ」(楽曲「平成生まれ」より)と歌う彼女にとって、これまで趣味の同志を見つけることは、なかなか難しかったことだろう。しかし、上坂は、「どうせみんなにはわからない」と腐ることなく、自分の“好き”を公の場で堂々と発信し続ける。

 上坂 「空気の読めないオタクだからだと思うんですけどね。でも意外としゃべってみると、『自分も好き』って共感してくれる人がいたりするんですよ。それに勇気づけられて、自分も好きなこと言っていいんだなと思いました。あと声優のお仕事というのが一番の柱として存在しているので、副産物であるサブカルっぽい活動でブレずにいられるのかもしれません」

ミリタリー、ロリータ、プロレス…どサブカル声優・上坂すみれが“好きなものを好き”と言える理由を語る
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 上坂は、「ずっと“どサブカル”なものばかり食べて育ってきた」と語る。パーソナリティを務めるラジオ番組などで趣味について熱弁し、しばしばリスナーを置いてけぼりにすることもある彼女だが、この頃少し心境の変化があったそう。今まで雑誌は「サライ」や「おとなの週末」、「昭和40年男」などを読んでいたが、「東京ウォーカー」や「オズマガジン」なども手に取るようになった。また、石田衣良や東野圭吾といったベストセラー作家の著書も楽しんでいる。

 上坂 「様々な番組に関わらせていただいたりすると、やはりメジャーな人や大衆芸能は素晴らしいなと感じさせられます。『多くの人が好きと感じるものには、ちゃんと理由があるんだなぁ』となんとなく実感してきて、今は“食わず嫌い克服タイム”なんです。メジャーを知ってこそのサブカルなんだと勉強しています。『中学生になったら、つぶ貝を食べられるようになった』みたいな感じですかね」

 食わず嫌いを克服して、王道の良さにも触れ始めた上坂。なんだか人間的にこなれてきたようだが、表現者として、こじらせた人間らしい「無意味なイライラ」は大切にし続ける。【原田イチボ@HEW】

(C)AbemaTV


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