4月に統一地方選挙が実施され、夏の参院選では約30年ぶりとなる衆参ダブル選の噂まで飛び交う"選挙イヤー"の2019年。一方、日本の選挙は投票率の低下、若者の政治離れ、開票時の費用など様々な問題を抱えている。
 そんな現状に、若者の力で風穴を開けようとする大学生がいる。市民と政治家のコミュニティをつくるスマホアプリ「PoliPoli」を運営する伊藤和真氏(20)だ。
 もともとインターネットサービスが好きで、趣味で俳句のアプリを作ったり、ベンチャーキャピタルで勉強したりしていたという伊藤氏。18歳の頃、投票に行って「政治がイケてねーなと」感じ、簡単に政治に参加できるアプリを作ろうと考えたのだという。自民党の小泉進次郎衆議院議員が提唱、国会議員の間でも注目されているという、政治(Politics)と技術(Technology)を掛け合わせた造語「ポリテック」のサービスだ。