18日、『株式会社ニシノコンサル』（AbemaTV）が生放送された。キングコング・西野亮廣がさまざまな悩みを抱えた相談者を相手に名案・妙案・オリジナルアイデアを提案する新感覚コンサルティング・リアリティーショーだ。
今回の相談者は愛知県豊橋市にある青果店＜一期家一笑＞の店長、杉浦大西洋さん。2015年に父親から受け継いだ店舗をこだわりを持ってリニューアルしたものの、改装直前は1日500人だった客が300人にまで減ってしまったことから「お店の集客を増やしたい！」と悩みを打ち明ける。
番組にはブレーンとして、レギュラーゲストの動画配信サービス＜SHOWROOM＞代表・前田裕二に加えて、＜ポン太青果＞代表で、芸人のかたわら青果店を営んでいた経験を持つ、土肥ポン太もコンサルに参戦。
現状を確認するため、リニューアル後の店舗について来店者にインタビュー。すると、77歳の女性からは「若者向きっていうのか、私みたいな年寄りにはちょっと……」と入店に抵抗感があるという意見が寄せられた。
これを受け西野は、自身が運営しているオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』について「一気にバッて（会員数が）増えたときがあって」と、サロン集客に成功したエピソードを語りだす。
他の著名人のオンラインサロンを常にウォッチしていたという西野は「（どのサロンも）『行動しろ』って言うんですよ。『行動だ行動だ！』とか『アクション起こせ！』とか」と、参加者に対して「行動を起こせ」と説く傾向があったと説明する。
「それ、普段あんまり行動を起こさない人からすると、お金払って入ってみじめな思いをする。本当に自分がつらい思いをしちゃうわけじゃないですか、“動いてる人”に対して（引け目を感じて）」と指摘し、「『つらいよな』と思ったんですよ、それってなんか『入りにくいな』って思ったんですね」と分析。
そこで、「『ROM専（コンテンツを見る専門の人たち）』の方がマジョリティ（多数）だったんですね」と、ユーザー層を見極めた西野は「（ほとんどの人はそうではなく）『一部の、一割くらいの人が行動を起こしてますよ』っていう風にアナウンスしたところ『あ、そんなもんなの？』みたいな人がバッて入って来たんですね」と、会員数増加に至った経緯を振り返った。
西野はこのエピソードを踏まえ「要はオンラインサロンで集客に困ってるサロンのやり方と、ちょっと似てるなと思ったんです」と、杉浦さんのお店の現状と重ね合わせ「『レベルが高くないと入れないのか』みたいな（風に思わせている）」と指摘する。
さらに西野は「お母さん世代を取りこぼしてるっていうのはすごいもったいない」「あの世代の方々が入っても『恥をかかない』っていう“安心感”みたいなものを出してくれると、優しいし入りやすい」と、店舗の雰囲気づくりについてアドバイスしていた。
（C）AbemaTV
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