関脇・貴景勝(千賀ノ浦)が、結びの一番で大関・豪栄道(境川)に押し出しで敗れ、11勝4敗の成績で、初場所の15日間を終えた。大関昇進の目安となる「三役で3場所合計33勝以上」はクリアしたものの、2場所連続で3横綱が不在となる中での成績ということもあってか、来場所の大関昇進については、トーンが下がる可能性もありそうだ。
この日は逆転優勝の可能性を残していたが、直前の取組で関脇・玉鷲(片男波)が13勝2敗の成績で優勝決定。結びの一番の前に優勝の可能性がなくなっていた。取組では立ち合い互角かと思われたが、豪栄道の圧力を受けてかまともに引いてしまい、一気に押し出された。
これで数字の上では3場所で33勝をクリアしたものの、場所前から「3場所連続で2ケタ勝利を」という声もあり、関係者の中には先場所に続く2場所連続優勝となれば一気に機運が高まるという見方もあった。この日の相撲が完敗であったこともあり、ひとまずは先場所の13勝、今場所の11勝、計24勝を持って、来場所2ケタ勝利を挙げて、文句なしの昇進、といった見方が強まる可能性が高そうだ。
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