29日、デーモン閣下がMCを務める「10億円会議 supported by 日本財団」が放送された。
「世の中の役に立ちたい」という思いを抱える参加者が、様々なジャンルのスペシャリストからなる審査員5名に向けて、取り組みたい事業についてプレゼンを披露。見事審査員5名の心を掴み「合格」した者のみが、日本財団が用意した10億円から必要な資金提供を受けられるというバラエティ番組だ。
元・引きこもりのシステムエンジニアである川合宏史(27歳)が必要とする資金総額は500万円。引きこもり時代に行政の支援を受け、現在の職業に就けたことから、行政に恩返しをする意味も込めて「行政と若者を繋ぐシステムの構築」をしたいと訴えた。
「LINE」を使って行政に意見を届けやすくなる『LINEを使った投書箱』のシステムを作りたいと語る川合。現状では行政の投書箱を利用している層が高齢者に偏っていることから、若者が気軽に行政参加できる社会にしていくための第一歩にしたいとのことだ。
プレゼンを聞いたHIPHOPアクティビスト・Zeebraからの「嫌がらせの投稿などが多かったら?」の質問に、川合は「LINE側の機能と我々の機能を組み合わせて、文字を制限する」と、対策を立てていると返答。他の審査員の質問にも、真摯に答えていく様子から順調かと思われたが、ここで平成ノブシコブシ・吉村崇が待ったをかけた。
「多分、(利用者は)増えないですよ。今まで投書をやってた人が簡単になるってだけで」と、川合のプランそのものを全否定。川合は投書用のアプリなどを開発してダウンロードさせるという行為はハードルが高いため、「LINEから始めたほうがハードルは低いのかなと……」と、若者に馴染みのあるLINEをプラットフォームにすれば自然と参加者が増えることを強調したが、吉村は納得できていない様子。
厳しい顔で考え込む吉村に、視聴者からも「破天荒さがない」「意外に堅いコメント」と、普段お笑い芸人として見せている顔とのギャップに戸惑うコメントも多く寄せられていた。
(C)AbemaTV








