AI=人工知能の開発をめぐって、各国で開発競争がヒートアップしている。
 昨年11月、中国の新華社通信がAIをMCとして出演させる番組を放送。限りなく人間らしい外見・声を身につけたアバタ―に、知識や思考の癖などを学習させたそのAIの様子は、中国が世界最先端クラスのAI研究を推し進めていることを印象づけた。
 一方、こうした技術は新たなフェイクニュースを生むという懸念もある。昨年ネット上で拡散された。アメリカのオバマ前大統領が「トランプ大統領は大ばか者だ」と非難している映像も、AIで作成された悪質な動画だった。