新聞通信調査会が2008年から行っている「メディアに関する全国世論調査」。2018年の調査結果を産経新聞が取り上げ話題となっているなか、批判的な声もあがっている。
同調査によれば、「各メディアの情報信頼度」で「新聞」は前回調査から0.9点上昇の69.6点、「インターネット」は同2.0点低下の49.4点。フェイクニュースなどでインターネットの信頼度が落ちている一方、新聞が盛り返しているとしている。
この結果に対しネットでは批判的な見方もあり、「『新聞を読みましょう!』と宣伝しているようなものだな」「世の中のあらゆる人が自由に発信できるネットと事実を報道することが目的の新聞が信頼度で競うこと自体がそもそもおかしい」「ネットをしない、出来ない人は新聞やTVを信頼できると思っているだろうけど、ネットを使う人口がこれから先減るとは思わない。ネットの情報も全てが真実ではないから、自分で正しい情報かどうか判断する力や知識は必要」などの声があがっている。
メディアの信頼度を専門家はどのようにみているのか。メディアコミュニケーションに詳しい関西大学社会学部メディア専攻の小笠原盛浩准教授は「みんな信頼している=信頼していいのでは、という人が多い」と指摘。一方、信頼は実体がないものとして「自分で調べて様々な情報を比較するのもいいのでは」としている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)







