3月8日、DEEP JEWELS後楽園ホール大会(3月9日)に向けた出場選手の公式計量が行なわれた。
この大会、メインイベントのJEWELS王者・前澤智vsRIZIN女子GP優勝の浅倉カンナというトップファイター対決を始め注目のマッチメイクが数多く並んでいる。その一つが、日本女子MMAの新たな強豪として快進撃を続けている渡辺華奈の試合だ。柔道でオリンピック候補だった渡辺は、一昨年12月にMMAデビューすると年末のRIZINにも参戦。そのまま無敗の活躍を見せ、昨年大晦日も杉山しずかとの再戦でKO勝利を収めている。
今回は韓国の新鋭ガン・スミンとの対戦。相手のデータがあまりないものの、「練習しきたことをしっかり出して勝ちたい」と渡辺は計量後に意気込みを語った。世界レベルの活躍が期待される選手だけに、年末からさらにレベルアップした姿を見せてほしいところだ。
(大会の本戦第一試合で闘うあいと國保)
また今大会には、前半戦にも注目選手が登場する。リアリティ番組『格闘代理戦争』に出場した、あいのJEWELS初登場となる一戦だ。レスリングでハイレベルな実績を残し、番組でMMAを始めたあい。知識も経験もないところからのスタートだったが、トーナメント一回戦を突破している。
その後、大晦日RIZINの『平成最後のやれんのか!』では現役アイドルでもある川村虹花にパウンドで勝利。今回はプロ2戦目で國保小枝と対戦する。秋の『格闘代理戦争』から年末まで、とにかく攻撃だけを練習して試合に臨んでいたというあい。今回はあらためて基本から練習して臨む試合であり、ここからが本格スタートと言ってもいい。
計量を終えると「のびのびと練習どおりやりたいと思います」という國保に対し、あいは「第一試合なので盛り上がる試合ができるように頑張ります」。テイクダウンを防ぎつつ、練習してきた打撃を(ディフェンスも含め)見せていきたいというあい。今年、飛躍が期待される選手のスタートは要注目だ。逆にあいを下せば、國保にとっても出世のチャンス。3.9DEEP JEWELSは、最初から見逃せない試合が続く。
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