声優で女優の石川由依(「進撃の巨人」ミカサ・アッカーマン役や「けものフレンズ2」キュルル役など)が、声優デビュー当時の思い出を回顧。当時通っていた高校が芸能活動を禁じていたため、本名ではなく芸名で活動することを考えていたという。
石川は幼少期から「劇団ひまわり」に所属し、舞台を中心に女優として活動。高校3年生だった2007年に、アニメ「ヒロイック・エイジ」のディアネイラ役に抜擢されて声優デビューを果たした。しかし当時通っていた高校が校則によって芸能活動禁止だったことを、3月11日に生放送された「声優と夜あそび」にゲスト出演した際に明かした。
同番組の月曜MCを務める緒方恵美(「幽☆遊☆白書」蔵馬役や「新世紀エヴァンゲリオン」碇シンジ役など)は、「マジで? 大丈夫だったの?」と驚きながら質問。石川によると「学校としては禁止だったんですけど、担任の先生は応援してくれていて。受験をしたときも『こういう活動をしてますけど大丈夫ですか?』と確認をとって、こっそりやっていました」と女優業に関しては許可を得たうえでの活動だったそうだ。しかしテレビアニメでの声優デビューとなると話は別。あらためて担任に相談したところ、「名前はもしかしたら変えてもらうことになっちゃうかも」と言われたという。
そこで担任と一緒に校長室に相談に行ったところ、校長の反応は意外にも「いいよ」というごく軽いもの。これには緒方も「校長先生!」とツッコミを入れ、スタジオには笑いが起こっていた。「なんて芸名にしようかな」と考えていた石川だったが、結果的に学校側の“英断”によって改名は回避。「特例だったと思うんですけど、本名でやらせていただけることになりました」と感謝を交えながら当時を振り返っていた。
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