
3月6日のベストボディ・ジャパン(BBJ)プロレス新木場大会に“闘魂Hカップグラドル”白川未奈が出場した。東京女子プロレスにもレギュラー参戦中の白川だが、このBBJプロレスはいわばホームリング。昨年夏の旗揚げ戦で、白川もレスラーデビューしている。
中心選手の一人として、キャリアで上回る相手との試合が組まれることが多い白川。今回はコミカルな試合で知られ、かつ技巧派でもある米山香織とシングルマッチで対戦した。
キャメルクラッチからの“変顔”攻撃にロープ際でのインサイドワーク、得意のロメロスペシャルも最初のトライは完璧にディフェンスされてしまうなど、米山にペースを握られる時間が長い展開。キャリアの差が出たとしか言いようがない。最後も一瞬のスキをついてエビ固めで丸め込まれ、白川は3カウントを聞いた。「最後、丸め込みで負けるとは思ってなかった。悔しいです」と白川。予想していない負け方だったということは、米山にとっては“してやったり”の勝利だろう。

(オモプラータから、もう一方の腕も固めていった白川。この技で勝負をかけた)
今回もシングル初勝利はならなかった白川だが「試合を楽しむことはできました」というコメントも。プロレスが好きでのめり込んできた白川は「根詰めてやってきた分、プロレスを楽しむことを忘れていました」。それだけに、今回は米山に思い切りぶつかっていくこと、試合そのものを楽しんで第1試合で観客を盛り上げることを意識していた。
試合を楽しめたのは、内容に手応えがあったからだとも言える。米山にペースを握られながらも、白川は随所で反撃。これまでとは違う技の組み立ても見せた。
勝負を決めにいったのは、スクールボーイを切り返してのオモプラータ。足を使って相手の腕を固める技で、このところ練習に励んでいるブラジリアン柔術のテクニックだ。米山が持つプロレスラーとしてのスピードやパワー、テクニックに、柔術の寝技で対抗しようという作戦だった。
しかし、フィニッシュを狙ったこの技がロープに逃げられてしまい「その焦りもあって丸め込まれてしまって。正直、もっとイケたと思うんですけど。もっと闘いたかったですね」。課題もありつつ、手応えを感じたからこそ悔しい敗戦。白川は闘いの幅を広げ、着実に成長している。
文・橋本宗洋
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