3月31日、日本初上陸を果たす「ONE Championship」日本大会では、デメトリアス・ジョンソンのONE初登場も注目を集めている。DJことジョンソンは元UFCフライ級王者で、ONEにはトレード移籍。UFC王座最多防衛記録など輝かしい実績を誇る。抜群のスピード、テクニックは、まさに世界最高峰。フライ級トーナメント1回戦で日本の新鋭・若松佑弥と対戦するDJに、新天地に臨む意気込みを聞いた。
――ONEへトレード移籍して、今どんな心境ですか。
DJ 自分にとって最高の移籍だと思ったよ。ONEは選手のことをとても気遣ってくれる団体。これから自分のキャリアは終盤になってくる。それをONEで迎えることができるのは素晴らしいことだね。
――以前、ルールの違いはプラスに働きそうだとおっしゃっていましたね。
DJ グラウンドポジションでの攻撃もそうだし、減量の規定も自分にはいいね。ナチュラルウェイトに近い体重で試合ができるから。
――より攻撃的になれる感じですか。
DJ そう、試合が激しくなる。それは体重についてもいえることで、減量がきつくないことで試合での動き、ステップなんかも変わってくると思う。
――今回もそうですが、ONEではアジアでの開催なので、DJ選手にとっては毎回が太平洋をまたいでの遠征試合になりますね。
DJ そうだね。でも問題ないよ。というのも減量が厳しくないから。あとは時差ボケをなくすために、早めに現地入りすれば大丈夫だと思う。
――UFC時代の試合を見ていると、どれだけ勝っても常にベストなパフォーマンスを見せてきた印象があります。タイトルを守り続けることでモチベーションが落ちたりはしませんでしたか?
DJ いや、それはなかった。だってこれは仕事だからね。家族を養うという意味でも、闘い続け、勝ち続けることは大事なんだ。そのためのモチベーションは落ちないよね。また僕には素晴らしいコーチ、トレーニング・パートナーもいる。その中で大事にしてるのは、いいライフスタイルで健康を保つってことなんだ。
――では、ONE参戦で何か気持ちの面での変化は?
DJ うん、それは当然あるだろうね。
――ファイターとしてのゴール。「こうなったら満足だな」というのはどんな状態だと思いますか。
DJ 実はもう、自分の格闘技人生には満足してるんだ。だから引退する時は「もう満足だ」と思えるだろうね。引退したら、子供たちとゆっくりすごしたいよ。引退するのは、たぶん練習するのが嫌になった時だと思う。でも、まだそうはなっていないから大丈夫。
――堀口恭司選手がRIZINで活躍し、DJ選手はONEへ。世界のフライ級、バンタム級戦線が大きく動いている印象がありますが、ご自身ではどう感じていますか。
DJ これはいい変化だよ。ONEとRIZIN、それぞれで自分のいいキャリアを築いていけばいい。アジアでは、軽量級が注目されやすいということもあるだろうからね。そういう意味でもやりがいがあるよ。
(C)AbemaTV
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