4月2日、テレビ朝日系の人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が復活し、AbemaTV(アべマTV)にて、地上波未公開シーンを含めた完全版が放送された。
”担任役”としてオードリーの若林正恭、”生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇やハライチの澤部佑らが出演。初回の"しくじり先生"は、安田大サーカスのクロちゃんだ。
教室に入って早々、独特な自己紹介で生徒たちをドン引きさせるクロちゃん。「25万円」という数字を出し、「これはなんの数字でしょう?」と問題を出した。「保釈金」「女性に貢いだ金額」と穏やかでない答えが飛び交うが、正解は「母親から毎月もらっていた仕送りのMAX額」だという。
しかし、クロちゃんはこれを「親孝行だと思っていた」と主張。「親って、子どもに手がかからなくなると、亡くなる人や身体を悪くする人が多い」と社会人になっても仕送りをもらっていた理由を語り、「『あの子はまだ手がかかるわ』って、長生きしてもらってる」と説明したが、若林らは納得がいかない様子だ。
続けて、クロちゃんは自身の人間性について「甘い汁だけ吸って楽して生きていきたい”甘汁モンスター”」と紹介。そして甘汁モンスターの4大特徴として、「勉強したくない」「働きたくない」「傷つきたくない」「先輩とは飲みたくない」を挙げた。
勉強したくないクロちゃんだったが、それでも高校には行きたかったため、生徒会長になることで内申点を上げて進学。さらに、就職するくらいなら甘汁な大学生活を送りたいと思ったそうで、大学受験を決意した。
しかし、相変わらず勉強はしたくないため、「浪人生という辛い顔をした甘汁生活」を送ったという。浪人中は予備校に通っていたが、出席カードだけ切り、親に隠れてパチンコやゲームセンター三昧の毎日。その結果、2浪して57学部受験し、すべてに不合格となってしまった。受験費用だけで200万円、予備校代なども合わせると470万円もかかったという。
また「傷ついてしまう人生のイベント」の代表格として、恋愛を挙げたクロちゃん。20歳まで二次元のキャラクターに恋をしていたが、母親に「頼むから生身の人を好きになって」と号泣されたという。
そして27歳のとき、はじめて人間の彼女ができた。その彼女は、まんだらけのコスプレ店員で、初対面のときにセーラームーンのような格好をしていたそう。しかしあるとき、浮気をしているのがバレてしまった。
これに衝撃を受けた女性陣が沈黙すると、吉村は「(クロちゃんに)定期的にみんなが引く時間がくる」とツッコミ。笑いを誘った。
当時の彼女に振られたあと、クロちゃんは再び彼女をつくるため、母親からもらっていた仕送りを使ってキャバクラに通いはじめた。仕送りは「固定給みたいなものだったので」と、独特の価値観を披露すると、再び生徒たちはドン引き。
そして、クロちゃんにとって衝撃的な出来事が起こる。それは、3歳年下の妹の結婚がきっかけだった。結婚式の日、家族4人で車に乗って式場へ向かっていたところ、妹が「私にできるのはこれが最後だから」と言って、50万円を渡してきたという。
衝撃のエピソードに「断らなかったんですか?」と若林が聞くと、クロちゃんは「『ありがとう』って受け取りました」「そのときの妹はとってもキレイでした」としんみり。
若林と澤部は「うるせぇよ!」「素敵な話になるとでも!?」と痛烈なツッコミを入れ、吉村は笑い転げていた。










