4月2日、テレビ朝日系の人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が復活し、AbemaTV(アべマTV)にて、地上波未公開シーンを含めた完全版が放送された。
”担任役”としてオードリーの若林正恭、”生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇やハライチの澤部佑らが出演。初回の"しくじり先生"は、安田大サーカスのクロちゃんだ。
甘い汁だけ吸って楽して生きていきたい、”甘汁モンスター”のクロちゃん。芸能界に飛び込んだ理由は、「芸能界は”甘汁の総本山”だと思った」からだという。
最初はアイドルになるために芸能界に入ろうとし、松竹芸能のアイドル部を受けたところ合格。しかし実際に事務所に入ってみると、流れで安田大サーカスの団長安田やHIROとトリオを組まされ、現在に至るという。
続けて「みなさんも甘汁を吸えると思って芸能界入ってきたんですよね?」と生徒たちにたずね、乃木坂46・高山一実に「乃木坂って、AKB48グループが出た後にできたグループだし、何か甘汁を吸えると思って入ったはず」と指摘すると、高山は「なって幸せじゃなくて、つらいことを乗り越えた先に、光が待ってた」と成功の裏にあった努力を告白。クロちゃんのトークに“口撃”した。
しかし、高山に対し、クロちゃんは「もともと誰も見てないような、どの運営かわからないところ(アイドルグループ)には入らなかったじゃないですか。ということはね、甘汁を吸おうと思って入ったんですよ!」と発言。高山を言い負かしたクロちゃんに、吉村は「討論強いな」とツッコミを入れた。
また、今度は元ハロープロジェクトメンバーの真野恵里菜に狙いを定めたクロちゃんは、「真野さんも結婚されて、ここからママタレとかになっていくんですもんね?」「一般人の人がママタレみたくブログ書いてお金が入ってくる、そんなことはないでしょう」と畳み掛け、真野も激怒。
口達者で次々と生徒たちを言い負かしていくクロちゃんに、我慢の限界を迎えた若林が割って入り「これって、殺していいんですかね?」とクロちゃんへの殺意を示し、バットを振りかざして笑いを誘った。
クロちゃんが「芸能界は甘汁」だと思った理由の1つは「周りが勝手にいじってくれる」からだという。「家に隠しカメラがあって撮られて、勝手にオンエアされて、Twitterのフォロワーに教えてもらって初めて(テレビに)出ていることを知る」という仕事も過去にあったそうで、自分が何もしなくても勝手にお金が振り込まれてくる夢のような状況を説明した。
何も考えずに生きていそうな甘汁モンスターのクロちゃんだが「こんな僕でも心に決めていることがある」という。それは、「努力だけは絶対にしない」。クロちゃんいわく、努力して仕事をすることは「イージーモード」だそうで、「僕、スキルあげてないのにここ立ってるんですよ?」と、自分はあえて努力しないことで、ハードモードに身を置いていることをアピールした。
続けて、「お笑いをきちんと勉強したことがないので、M-1見てても意味わかんない」といい、舞台に立ってお笑いをやっているときも「その時間だけそこに立っていればなんとかなる」と思っているそう。これを聞いた若林は、「春日も同じこと言ってたな…」と、相方を思い出し、頭を抱えていた。









