SNS上に差別的な投稿をしたとして、立憲民主党は夏の参議院選挙に立候補を予定していた弁護士の落合洋司氏の公認を取り消した。
「国家間の約束も守れないことを棚に上げ、日本を敵視しかできない、ごろつき、三等国家。韓国とは、国交断絶も視野に入れるべきだろう」(2019年2月9日)
「韓国のようなごろつき、三等国家の大使館が港区の中心部にあるのは目障りだし迷惑。国交を断ち、民間交流のための連絡所を、邪魔にならないところにひっそりともうければ十分だろう」(2019年2月10日)
自身のTwitterにこのように投稿(現在は削除)した落合氏。立憲民主党は「一連の投稿はヘイトスピーチであり、党としては到底容認できない」と公認の取り消しを決め、枝野代表は「ヘイト対象とされた方、当該投稿を見た方、党にご期待をいただいている方、すべてのみなさんにお詫び申し上げます」とTwitter上で謝罪した。
この落合氏の発言に、慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「外交上の不満や国家に対する指摘は、本人的には鋭く忌憚なく言っているのだろうが、政治家になりたい人の言葉としては汚い表現だと思う」とコメント。
また、立憲民主党が「ヘイトスピーチ」と認定したことについては、「ヘイトスピーチは民族差別、人種を軽蔑する言葉を浴びせることだと捉えている。今回の発言は良いことではないが、日本という国に対する韓国という国家・政府の態度を非難していて、ヘイトスピーチの定義に収まるのか。民族差別と国家批判を一括りにしてヘイトスピーチだと言うと、表面だけの仲良し外交しかできなくなる気がする」と持論を展開。落合氏の今回の発言は「残念スピーチ」だと指摘した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)