2004年に竹内結子と中村獅童主演で映画化され、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した市川拓司のベストセラー小説「いま、会いにゆきます」が時を経て、韓国で待望の映画化『Be With You ~いま、会いにゆきます』が、大ヒット公開中。4月7日、本作の公開を記念し、メガホンを取ったイ・ジャンフン監督と原作者の市川拓司氏による公開記念トークショーが行われた。
 上映終了後、作品の余韻が心地よく響くなか、満席になった会場にスペシャルゲストのイ・ジャンフン監督が登壇。本日を迎えられたお気持ちについて「こんな大勢の方々に観ていただけるなんて、言葉が出ないほど嬉しいです」とコメントし、感無量な表情を浮かべた。続いて、本作の原作小説を手掛けられた作家の市川拓司氏が登壇。「こういう会場に立つことは、約10年ぶりです。イ監督とは共通するところが多く、だからこそ原作小説に近い手触りのある作品だと思いました」と話し、『Be With You ~いま、会いにゆきます』への愛情を示した。イ監督は「以前から市川先生の大ファンで、実は本日が初対面でした。先ほどご一緒に食事をしましたが、このように舞台に立つことができてとても光栄です」と笑顔で話し、市川先生は「とにかく優しい方というイメージだけでしたが、実際にお会いしたら、共通するところが多く、すごく似ていて"弟が来た!"と思うくらいでした。(笑)愛妻家で、電車が大好き、ひとり息子、ヘアスタイルもふんわりしていて、とにかく話題がつきませんでした」と、初対面ながらも信頼し合うふたりの様子が垣間みえる。