「アップルが任天堂を買収するのではないか」との噂がネットで話題になっている。
発端は、金融専門誌『BARRON’S』に1月11日に掲載された記事。アップルのティム・クックCEOがTVインタビューで大型の買収を検討していると発言したこと、熱狂的なファン、潤沢な資金などアップルと任天堂に共通点が多いこと、任天堂の時価総額が1年前より割安(約6.1兆円→約3.8兆円)だということなどから、BARRON’Sは「アップルは任天堂を買うべき」と主張した。
さらに3月、任天堂の大株主である京都銀行など5つの銀行が約242万株を売りに出したが、これに対し任天堂は100万株の自社株買いを実施。自社株買いは一般的に株価が上がる要因となり経営に好影響とされるが、Business Journalは6日、「安定株主がなくなり、M&A(合併・買収)の標的になるのだろうか」とし、アップルが任天堂を買収との観測が広まっていると伝えている。
はたして、アップルの任天堂買収はあり得るのか。第一生命経済研究所の永濱利廣氏は「それだけ大きなことであれば、マーケットに織り込まれているはず。まだ材料がないというのは信憑性がない」との見解。一方、Money&Youの頼藤太希氏は「アップルは手元にキャッシュがあるので、買収事態は可能。Netflixの買収も検討しているくらいなので、可能性はある」との見方を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)