クレヨンしんちゃん効果で、お笑い芸人・小島よしおの子ども人気が急上昇だ。明日4月19日に公開となる「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」で、小島は「クレしん」映画に11年ぶり2度目となるゲスト出演。某日、失踪したひろしを探すべく、しんのすけとともにAbema Towersに「どこだ~?」と探しに来たが見つからず。ただ、当の本人は映画出演が決まったことで「子ども向けのイベントに出ても反応が違うんですよ」とにっこり。自身初となる子ども向け絵本の評判まで上々だという。
これが映画も27作目となる絶大なしんちゃん効果か。「子ども向けのイベントは8年ぐらい前からやってるんですけどね」。子ども向けライブを年間100本以上こなし、海パン1枚で笑いを取り続けてきた小島だが、今でも子どもたちの前に登場した瞬間「認識されていないパターンも結構あるんですよ。ただの裸のおじさんが来た、みたいな(苦笑)」と、なかなか苦労するという。ところが、国民的アニメの映画出演が決まってからというもの「『しんちゃんに出る人だ!』っていう感じに変わりましたよ」と、子ども内での知名度が急上昇した。
知名度とともに、昨夏に手がけた初めての絵本「ぱちょ~ん」(ワニブックス)も反響が出始めている。朝、寝起きが悪い子どものために「僕の大好きな擬音と、子どもが大好きな動物のコラボをして」作ったもので、朝起きてから家を出るまでの行動を、楽しい擬音で紹介するというものだ。絵本内にあるQRコードを読み取れば、小島自身の声も聞ける。「すごく評判がいいんですよ。小学校時代の同級生から連絡が来まして。実際に寝起きが悪かった小学校低学年の子が、マジで寝起きがよくなったって」と、うれしそうに明かした。「大人も笑っちゃう絵本です。声を出すと元気になりますからね。擬音は子どもも好きですし、公園で読み聞かせやっても、よく笑いますよ」と、直接手応えも得ている。
明日に公開が迫った新作映画だが、小島的おすすめは「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」を直前に見ることだ。「11年前に僕が出ているので(笑)今の僕との演技の違いを楽しんでほしいと思います。昔の自分の演技? ああ、そうだよね…って感じでした(苦笑)」。アニメのイラストでも、しっかり11年分の歳を取ったという小島の演技に、ぜひ注目だ。
◆「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」ストーリー
いまさら初の新婚旅行に出かけた野原一家。旅先は、オーストラリア。しかしそこで待っていたのは……モーレツデンジャラスな大冒険だった――! 到着早々、謎の仮面族にひろしがさらわれた! まさかの、“お宝のカギ=ひろし”だという。オーストラリアを舞台に、野原一家と、仮面族と、世界中から集まったトレジャーハンターたちによる、三つどもえの≪お宝≒ひろし≫争奪戦が勃発!! “お宝のカギ”に隠された秘密とは一体!? はたして、しんのすけは、無事にとーちゃんを奪還し、無事に春日部に帰ることができるのか!?? 今、野原一家の絆が試される……!
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019
▶小島よしおが11年前に出演した「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」