声優・鬼頭明里が、出演中の人気春アニメ「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役について、“鬼”となった少女を演じ「いろいろ自分で試行錯誤を繰り返しながらやってみました」と、自分なりの鬼像を模索したことを明かした。
鬼頭は「鬼滅の刃」の魅力や最新情報を伝えるラジオ番組「鬼滅ラヂヲ」にゲスト出演。主人公・竈門炭治郎役を務める花江夏樹、我妻善逸役・下野紘と、アフレコ現場での様子などについて語り合った。鬼頭演じる禰豆子は炭治郎の妹で、物語早々に鬼と化し、人を喰わないようにと普段から竹製の口枷をされている。口が自由に動かず、かつ鬼となったことで人間の言葉がしゃべれないという難しい役に、アフレコでは「最初は指を横にしてくわえてやってみて歯型が指についた。戦っていない時は、指をくわえない方がやりやすい」と、演じ分けていたという。
また、禰豆子を演じる上で鬼頭は「(実際に)鬼の声って聞いたことがないので、答えがない鬼の声を、どれだけ多くの人に『鬼の声ってこうだよね』と思ってもらえるように演じられるか、というのをすごく考えながらやりました」と、未経験の声をイメージして作品内で表現した。
さらに「鬼滅の刃」の作品については、アニメ化の前から知っていたといい「やりたくて仕方がなかったんですよ」と告白。「ジャンプで連載されていたのは知っていたんです。絶対におもしろそうだから、絶対アニメ化する。絶対私がやるって思っていました」と、気合が入っていた。実際にオーディションが決まった際には「(原作を)直前で読んだ方が、一番新鮮な気持ちでできる。だからオーディションの話が来るまで読むのを待っておこう」と、その時が来るまで待ち、実際に直前で読み、見事に禰豆子役をつかんだというエピソードも披露した。
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記
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