地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らが出演。「お笑い研究部」は「笑わせようとしたのに炎上してしまった」という芸人たちのネタを見て、どうすれば改善するかをみんなで考え、ネタをブラッシュアップする企画だ。
第3回目となる今回、しくじりネタを披露するのはお笑いコンビのゾフィー。キングオブコントで披露したところ、世のお母様方から大批判され、Twitterで大炎上したという。
内容は、母親が出ていってしまった父と子が食事のことで揉めるというコントだった。「母さんのことどう思ってるんだ?」という父の問いに子が「メシ作る人」と言ったり、母親を「メシ」と呼んだりしたことで、お母さんたちを敵に回してしまったという。
このネタを見た若林は「ツッコミで『よくないぞ』って言ってる」と、ネタの中できちんと「母親=メシ」を否定していると指摘。そして「Twitterで言ってくる人が一定数いると思うけど、これは切り捨てるしかないかもね」と、ネタの改善はお手上げ状態だった。
しかし、ゾフィーは「どうすれば炎上を回避できたのか?」をどうしても知りたかっため、仕方なく話し合いを続行することに。
既婚者の澤部は「メシ呼ばわりは当然よくない」としつつも、ネタについては「ちゃんとお芝居が上手。お母さんへの愛も感じた」と改善点はないという。
AKB48の横山由依は「お母さんのことをメシだと思ってるっていうのは失礼な表現だと思う。でもお芝居も上手で、コントとして成立している」といい、Twitterの意見は次に活かすべきと意見を語った。
吉村は「そりゃ怒られるよ。メシだなんだ言っちゃってるの」と厳しい意見を繰り出すかと思いきや、「でもね、俺らがテレビ見ている人を甘やかしてどうするんだ。ずっと従っていかなきゃいけないのか?」と疑問を投げかける。その上でゾフィーのネタを「完璧なネタです」と絶賛し、スタジオでは拍手喝采が起こった。
まったく改造する気がない4人にゾフィーは「直してください!」「もっとやべぇネタやらせてください!」「イカれてるんです俺たちは!」と謎の主張。
若林が「批判を踏まえて、怒られるネタは避けてるの?」と聞くと、ゾフィーは「多少は意識している」という。そこで、急遽“炎上しない用のネタ”をみんなで見ることに。
番組では、ゾフィーが回転するステージに乗って次々と短いネタを連続披露し、最後は先に同企画(しくじり先生・西野未姫 完全版#2/39分ごろ~)で登場していたアルコ&ピース・平子が「とまあ、昔はメシやら母ちゃんやらで世間様に叩かれちまった、そんな2人だけど、どうだい? いい笑い作ってたろ?」と口上芸のように語り、締めくくった。
ゾフィーのネタに若林らは「全部おもしろかった」と大絶賛。なかなか経験できないネタ見せのやり方に手応えを感じた様子のゾフィーは「またやらせてください」と笑顔。平子に対して澤部は「いだてん(NHK大河ドラマ)のたけしさんを見てるみたい」と例え、笑いを誘っていた。