自衛隊の人員不足の問題が表面化している。状況を改善すべく、防衛省では最前線で活躍する若者たちを紹介するだけでなく、アニメを用いたポスターやCM、芸人が様々な任務に挑戦する動画など、あの手この手でリクルートに力を入れているが、定員の24万7000人に対して、22万6000人と定員割れの状態。中でも有事の際には最前線で働くことになる"士"とよばれる若者たちは必要な人数の7割しかいないという。
 女優やモデル、声優を起用し、自衛隊の最新情報や魅力を発信する人気雑誌『MAMOR(マモル)』(扶桑社)の高久裕編集長は「"日本は平和で良いね"と言うが、それが自衛隊の人々の働きの上に成り立っているということを多くの人に理解してほしいなと思う」と話す。