大阪ダブル選の勢いに乗る維新。21日に投票が行われた大阪12区補選でも、安倍総理自ら応援演説に駆けつけた自民党の推薦候補を破り、日本維新の会が擁立した藤田文武氏が当選を果たした。ところが25日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』で、橋下徹氏が「調子に乗ったらえらい目に合う」「冷静になろうよ」と警鐘を鳴らした。
「確かに藤田さんは優秀な人で一生懸命頑張ったけれど、前回一騎打ちで負けたときよりもむしろ票数は少し落としているし、勝てた理由は相手方が割れたから。敵失だ。吉村さんは府知事選のときに同じ大阪12区で10万票取っているけど、藤田さんは6万票。本人はそこを認識しているけれど、周りは自分たちのちからを客観的に把握しなきゃ。なかなか伝わらないけど、市長選、府議選、市議選、そして後半戦でも八尾市長選、池田市長選で大阪維新の会が勝てたのは、松井さんと吉村さんの実績が本当に評価されたから。そこでは確かに民意のうねりがあったけれど、それをもって日本維新の会は"国政でもはずみがつく"と言っているけれど、調子乗ったらえらい目に合う。風は吹いていないし、ちゃんと冷静になろうよと。東京の新聞も、なに取材してんねんと」。