地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの岡田結実、モデルのねお、超特急のユーキが出演。今回の“しくじり先生”は俳優の黒石高大だ。
元愚連隊総長で、喧嘩三昧の日々を送っていた黒石。ヤンキー仲間に勧められ、総合格闘技大会「THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)」にノリで参加することになったが、「ヤンキーに練習はいらねえ!」と、一切練習せずに出場してしまった。
結果、初戦は保育士相手に失神負け、次戦も試合開始2秒で失神KO負けと惨敗。「周りから怖がられたい」という思いが強かった黒石にとって、屈辱的な経験となった。
当時の映像はおもしろ動画としてネットに拡散され、家族や仲間に迷惑をかけてしまったことに、黒石は不甲斐なさを感じていた。そして、格闘技をナメてかかったことを反省し、「仲間・家族を守れるくらい強くなりたい!練習だ!」と、ジムに通うことを決意する。
いざ覚悟を決めてジムに入門したものの、生意気だったために毎日スパーリングでボコボコにされ、黒石はかなりの頻度で肋骨を折っていた。まったく歯が立たず「世の中にはこんなに強い人がいっぱいいるんだ」と驚いたという。
ジムに通う前までは、適当な時間に起きて、二度寝や仲間とつるむなど、不規則で生産性のない生活を送っていた黒石。しかし、ジムに入門してからは、早朝に起きてロードワーク・職人の仕事・ジムをこなすなど、ストイックな生活に変わった。
こうして格闘技の猛練習を重ね、ついにアウトサイダーの第3戦を迎えた。黒石は「今までの自分とは違う」「今回は絶対勝てる」と自信満々で参戦。しかし、あまりにも気合いが入りすぎたのか、ゴングが鳴る前に相手をパンチしてしまい、無効試合という目も当てられない結果に終わった。
予想を裏切る結果に、澤部は「キレイに勝つんじゃないの?」、若林は「ふざけんなよ~!」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
当時の映像には、試合開始前に相手選手を威嚇し、その勢いで顔面をパンチする黒石が映されていた。前代未聞の反則で相手選手は負傷。ドクターストップがかかったため、試合は中止に。観客からは黒石への怒号やブーイングが起こったという。
これまでの成績は「失神・失神・反則」とひどい有様だが、愚かな行動を反省し、誠実に練習を重ねた結果、とうとう5戦目で初勝利を掴んだ。その後、徐々に試合に勝てるようになり、看板選手になった黒石は、「ミスターアウトサイダー」と呼ばれ、多くの人に応援されるようになっていった。
黒石は「全国のヤンキーのみんな、このことを肝に銘じてほしい」と呼びかけ、「弱い自分を守るために悪ぶるのではなく、大切な人を守るために努力しよう」「弱い自分を受け入れて、大切な人のためにコツコツ努力できる人間が一番強い」と、自身のしくじり経験から得た教訓を熱く語った。
【期間限定・無料】「しくじり先生」黒石高大・完全版(後編)試合前にパンチし、反則負け…相手選手も負傷!▶︎衝撃の試合映像はこちら(17分ごろ~)
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