お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、3日に放送された『Abemaミッドナイト競輪 四日市 F2 初日』(Abema競輪チャンネル)に出演し、競輪についてお笑い芸人が登場する「ひな壇」にたとえて解説した。
競輪ファンとして知られる向井は、番組冒頭で「私昨日、原付1台分ぐらい負けているんですよ」と現在松戸で行われているG1レースで大負けしたことを告白。この日共演したNetflixで配信中のシェアハウスに同居する男女の青春模様を記録したリアリティー・ショー『テラスハウス』の軽井沢を舞台にしたシーズン『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』に出演していたモデルの小室安未を驚かせた。
生放送も初めてで、競輪も初めてだという初物尽くしの小室に、向井は「ミッドナイト競輪は2車少なく7車立てだから当てやすい」などとやさしく解説。
続けて、競輪で投票券を買うにあたっての重要判断要素である「ライン」を、第1レースを例に以下のように説明した。
「ラインというはチームみたいなものです。競輪ってチーム戦みたいなところが最初はあるのです。同じ地域で練習している人たちがかたまって一緒になる。今回でいうと、7と1がかたまって走ります。あとは5と2、4と6で、3は『単機』といい、一緒にはなりません」
これに小室が「かわいそう。仲間はずれなのですか?」と聞くと、向井はここから芸人にたとえて解説した。
「いや、そういうことではないです。たとえば、バラエティ番組だと、僕ら(パンサー)は3人ですね。コンビの人もいる。まず、その番組でコンビなりトリオでウケたいというのがあります、ひな壇とかで。その勝負に勝った後に、3人の中で1番おもしろいといわれたい。それが最終コーナーです。途中までは皆でスクラム組んで闘わないと、千鳥さんとかには敵わない。でも、最後はチームではなく、自分が頑張らなくてはいけない。最終的にはラインの中で一着になるぞってのが大体の競輪のルールなんです」
さらに、向井は、どのラインを狙うといいかの解説もした。
「どのラインを狙うかが重要。今回のラインで見ていきますと、ラインの先頭が7と5と4ですよね。ここから出走表を見る。選手に注目していただくと、出走表に『B』って書いてあるのが分かりますか? このBの数字が、最後の半周でトップでいた回数の“バック本数”です。それと競争得点というのがあって、これが(競輪選手の)強さといってもいいんですが、今回の競争でいえば、5の選手が78点で一番高い」
そのうえで、四日市は最後の直線が長いため、先行で飛ばすような選手は不利だとも述べた。一連の解説は高く評価されたが、向井は6万10ポイント(円)で開始したものの、最終7レース終了後は2万5160ポイントに激減していた。だが、後日の四日市でも生中継に参加するとのことで、この時は10万ポイントを目指すとリベンジを誓っていた。
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