17日、ONEシンガポール大会「ENTER THE DRAGON」において若干20歳の天才、クリスチャン・リー(シンガポール)との初防衛戦に臨んだONE世界ライト級王者の青木真也(36)だったが、2Rにクリスチャン・リーの左右の連打を浴びて無念のレフリーストップ。3月31日のONE日本大会でエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を下し、2年4カ月ぶりの戴冠から“わずか2カ月”足らずで王座陥落となった。
1Rの3分過ぎ、リーの右腕をとり腕十字で伸ばした青木だったが、リーがこれを堪えて極めきることができない。その後もテイクダウンを狙った青木に対して2Rの1分過ぎ、青木をコーナーに置いてリーが離れたところから飛び込みざまに左をヒットさせると、後退りしながらコーナーにもたれかかる青木に対して左右の連打をねじ込んでいく。防戦一方となった青木はそのまま、無念のレフリーストップを聞くことになった。
今回はクリスチャン・リーの地元ということもあり、青木にとっては完全アウェー。そんな中、おなじみの「バカサバイバー」のテーマ曲に乗って登場した青木だったが、悲願の初防衛はならなかった。
試合後、メディカルチェックを終えてセコンドを務めた宇野薫と北岡悟に付き添われた青木は第一声「強かった。今日は俺の日じゃなかったね」と対戦相手のリーを称えた。また汗で濡れたその身体には、皮肉にも勝者に降り注いだ金のテープが付着していた。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
青木真也、敵地・シンガポールで“王座陥落” リーの連打浴び無念のレフリーストップ