21日午後、6月22日に行われる「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」のスペシャルマッチ、RISE世界フェザー級王者の那須川天心と日本人としては史上初となるボクシング世界三階級制覇を達成した亀田興毅の両名による記者会見が都内で行われた。
冒頭、先にマイクを握った亀田は、昨年末に行われた那須川天心とメイウェザーの一戦に言及し「階級が上のチャンピオンに挑んでスゴイな」と那須川を称えると「俺やったらどうだったと思います? それは俺だって自信がある」と報道陣に逆質問。しばらく間を置くと「さすがに俺も1RでKOされます」と笑いを誘った。
一方、18日に放送された同企画での那須川のボクシングの試合を見た感想については「意外に強い。ナメとったらアカンな」と話すも「自信が無かったらここには来ない」と今回の一戦に対する決意を語った。また現在32歳の自身から見ると、那須川は干支が一回り下の20歳。そのことについては「時代を感じる。令和時代になって格闘技の枠を超えた戦いで格闘技界を盛り上げていけるのであれば」と続けた。
2018年5月5日のポンサクレック戦以来、約1年ぶりの一戦となるが「俺にもリスクがある。まだ1カ月あるのでしっかり鍛えなければ。禁酒も。ハイボールが恋しい」と話し、余裕をのぞかせる一幕もあった。
対戦相手で本企画の主役でもある那須川天心は「この対戦の発表後には反響がものすごくあった。世界の三階級を制覇したチャンピオンとこうした形で交わえることを嬉しく思う」と静かに口を開いた。報道陣から亀田興毅の印象を問われると「若い頃の亀田さんを見ていたので、色々言われるのかと思っていたが、真摯な方で……」とギャップについて触れると「真摯」と言われた亀田は「俺ももう、オッチャンやで」と笑顔で応じた。
来月22日の対戦について那須川は「挑むという形で、全力で倒しに行きたい。そう簡単には行かないので、しっかり準備をして、対策を立てて臨みたい」といつも通り、淡々と語っていた。
以前放送された「亀田興毅に勝ったら1000万円」企画の際には、那須川天心が挑戦者として応募をするも、当時はまだ20歳以下で募集要項の基準を満たすことができず、対戦が実現しなかった両者。時を経て来月、どのような戦いを見せるのか注目が集まる。
(C)AbemaTV
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