地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの伊集院光、モデルの佐藤エリ、黒木ひかりが出演。今回の“しくじり先生”は、お笑いコンビ・スパローズの大和一孝だ。
消費者金融や知り合いからお金を借り続け、総額1000万円の借金をした過去を持ち、「借金界のキングクズ先生」と自称する大和。借金を働いて返すために福岡から上京したものの、そこでも借金を借金で返す生活が続き、気づけば40社の消費者金融と関わっていた。
返済が遅れ、どの金融会社もお金を貸してくれなくなっていたが、そんなときに「お金を貸してくれる神様のような3人を見つけた」という。
1人目は、夢を追っている若者が好きなバイト先の上司。大和はその上司の心理を「僕という馬券を持っていたかったんでしょうね。いつか売れるかもっていう」と推測した。しかし、大和も途中から「夢を見させてるんだからいいでしょ」という気持ちになってしまったといい、これを聞いた佐藤は「最低だよ!」と叫んだ。
大和いわく、人からお金を借りるときは「1万円」とキリのいい金額で言ってしまうと貸してくれない可能性があるため、「金額は端数で要求する」とアドバイス。具体的な金額を言うと「何に使うの?」と聞く耳を持つため、借りやすさが増すという。
伊集院が「我々は、そう言ってきた奴には気をつけるってことですよね?」と聞くと「相当な手だれなので気をつけてください」と注意し、笑いを誘った。
2人目は、男気のある先輩芸人だ。大和は「他の人が見てる前で借金のお願いをすると、自分の器を大きく見せたいから貸してくれる」と持論を展開。人混みの中で「お金貸してください!」と土下座すると、大衆は自然と「こいつ貸すのか?」という目で先輩芸人に注目することになるため、男気がある人ほど貸してくれるという。大和は「土下座しながら僕がコントロールしてますから」と誇らしげに語った。
伊集院も土下座経験があるといい「円楽師匠にクビにされるっていうときは、空港とか衆人が見ているところで土下座してた」と、大和と同じ“劇場型土下座”をしていたと告白。円楽は許してくれたといい、伊集院は「俺、本能でやってたんだ……」と呆然としていた。
普通はよっぽどのことがないとやらない土下座だが、大和いわく「我々のようなクズからすれば、ハイタッチ程度の価値」だという。「土下座はただの姿勢にすぎません」「”おはよう”みたいな」とクズ発言を連発。
さらに土下座中は”あっかんべぇ”の顔をしていて、土下座して借りたお金も「15分後にはギャンブルで消えてしまう」と明かし、生徒らをドン引きさせていた。
こうした不義理を働いた結果、「あいつやばいよ」という噂が立ち、知り合いから借りにくくなった大和は、3人目のお金を貸してくれる人を見つけ出す。それは自身のファンだった。大和が導き出した答えにスタジオで「これはダメ」「最低」と罵声が飛び交うと、大和は「ファンも同じ人間でしょ!」と開き直る。
お笑いライブや前説でも借金のトークしかなかった大和だが、それを見て心配したファンが、ファンレターに1000円や2000円を入れてくれたり、“お金を貸せるアピール”をしてくれたりしたという。
最初は断っていたものの、ある日、大和は話しかけてきた女性ファンに接触。居酒屋で夢を語ったという。佐藤や黒木から「こういうの女性は弱い」「計算ですよね」と非難されると、「借金している人にとって担保にできるものは未来しかないんですよ!」と逆ギレ。結局、その女性からは「夢を語って25万円を勝ち取りました」と告白した。
現在は、バイトを辞めて生活できるようになってきたという大和。25万円を貸してくれた女性は「あげます」と言ってくれたが、「マジでお礼しようと思っているので、連絡ください」「あと2~3人浮かぶ人がいるので、その方も連絡ください」とカメラに向かって呼びかけていた。番組はAbemaビデオで期間限定・無料視聴が可能。
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