5月26日、パンクラス新木場大会に、格闘リアリティ番組「格闘代理戦争2nd SEASON」出身の選手たちが出場した。試合を行ったのは前田浩平、関原翔、葛西和希の3人。前田と葛西は番組のトーナメント、関原はワンマッチに参戦している。
葛西はパンクラスの新人登竜門ネオブラッド・トーナメント、フェザー級の1回戦で齋藤拓矢と対戦。この試合がプロデビュー戦となる葛西だったが1ラウンドからテイクダウンに成功し、優位に試合を進めていく。
3ラウンドには逆転を狙う齋藤の胴回し回転蹴りをかわすと、そのまま上になって肩固め。これでタップを奪い、トーナメント準決勝進出を決めた。
続いて登場したのは関原。同じくデビュー戦だ。関原は序盤から軽快なステップを使い、手で「こい」と挑発。観客を煽るアピールもしてみせた。対戦相手の工藤修久がタックルを仕掛けてくると、しっかり切ってパンチを連打していく。
確実に力の差を見せたと言っていい関原だが、タックルへのカウンター主体で自分から攻めていく場面は少なかった。それでいて相手を挑発するため、中継で解説を務めた大沢ケンジ氏からは「自分からいかないと」、青木真也には「(挑発は)顔じゃない」という厳しい指摘も。結果として判定勝ちを収めた関原だったが、本人も納得のいかない表情を見せていた。
関原の次の試合、プレリミナリーファイト・バンタム級では前田が宮川駿に判定勝利。フィニッシュこそ逃したもののテイクダウンからパウンドで圧倒し、ジャッジの一人は30-26の大差をつけている。これで前田はプロ2連勝。当面の目標であるランキング入りへ向け、着実に前進している。
まだプロとしては新人ながら、それぞれがポテンシャルを発揮した「格闘代理戦争」出身選手たち。課題をクリアすることも含め、彼らが成長していく姿を番組の視聴者だった人たちにも追いかけてもらいたい。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
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