佐賀市役所が作成したのは、たばこの税金に関するポスター。「1箱480円のたばこの場合 佐賀市に約114円入ります」と具体的な金額を示しつつ、「たばこを購入される際は、佐賀市で購入をお願いします」とストレートな表現で促している。
たばこ（1箱480円）の値段のうち、（1）国たばこ税（116.04円 24.2％）、（2）地方たばこ税（都道府県たばこ税(18.6円 3.9％)、区市町村たばこ税(113.84円 23.7％)）、（3）たばこ特別税（16.4円 3.4％）、（4）消費税（35.55円 7.4％）と約6割が税金。佐賀市の平成29年度のたばこ税による歳入は約15億7000万円と大きな財源となっている。
このポスターに対し、SNSでは「禁煙ブームの中、このポスター貼る開き直り方スゴ！」「昔からたばこは地元で買えと言われてた」「ある意味…とんちの効いた禁煙推進ポスターなのでは？」「たばこ税より社会的コストの方がはるかに大きい。こういうズルさも喫煙者が嫌われる要因の一つ」といった賛否の声があがっている。
なお、ポスターが貼られているのは、佐賀市役所に1つしかない来庁者用の喫煙室のみとのこと。担当者によると、「たばこを買って喫煙して！という意味ではなく、『買われるならば佐賀市で』という意図で作った」といい、7月には健康増進法の改正に伴って庁舎内の喫煙所が撤去されるということだ。
（AbemaTV／『けやきヒルズ』より）
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